莉子は広範な知識を武器に推理するのが常ですが、
今回はそれが出来ない予習していない台湾、それも
言葉すら通じない所でどうやって真実を探すかというのが
ハラハラさせるポイントになってます。
同級生二人や台湾で友達になる美玲などキャラも魅力的だし、
前巻とはまた全然違うプロットで楽しめました。
場面転換と叙述トリック(降車、下車)を巧みに駆使したり
東大教授が改札を抜けられない場面で土地勘の無さを描写したり
さりげない中にちゃんと伏線が構築してあるのがこのシリーズです。
帰郷したせいもあるでしょうが、
都会っぽさと大人っぽさを強調した前巻の莉子からちょっと前のキャラに
戻った感じでそれも非常に魅力的に感じました。
これだけの密度を2カ月に一冊ペースで出すのは純粋に凄いです。