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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
音まで聞こえる傑作,
By カスタマー
レビュー対象商品: 万延元年のフットボール (講談社文庫 お 2-1) (文庫)
失意の底から脱出すべく旅立った主人公とその妻。内に地獄を抱え込んだ弟。すべての登場人物が自分と自分を取り巻く環境に矛盾と閉塞感を感じながら、なすすべなし。そんな中、変化を予感させる事件が起こる。歴史になぞらえたストーリー展開にも引き込まれたが、圧巻は描写のすばらしさ。クライマックスシーンでは発砲される銃の音が聞こえてくるほどだった。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
傑作,
By 310 (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 万延元年のフットボール (講談社文芸文庫) (文庫)
17歳ごろに読んで、小説を書きたいという「淡い欲望」が吹き飛ばされました。
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新生活への勇気,
By 隠遁者ギー "徴兵忌避者" (福岡県福岡市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 万延元年のフットボール (講談社文芸文庫) (文庫)
人は程度の差こそあれ、人には言えないような痛みや苦しみ、悩みを抱えながら生きているのだと思います。そして、時々それらは当事者を危機的状況に追い込みます。一旦このような危機的状況に陥るとなかなか抜け出せません。なぜなら、そこから抜け出すには自分を変えなければならないからです。この場合、自分を変えるとはそのような痛みや苦しみ、悩みに対して正面から向き合って、それを乗り越えるということです。この小説は非常に簡単化すれば、人はどのようにして危機に陥り、どのようにしてそれを乗り越えるかを描いた作品だと思います。そして、読者も乗り越える苦労を追体験させられます。結構キツイです。個人的には、蜜の視点で読んでいたため、鷹と菜採に対する嫉妬という名の危機を乗り越えることができたかどうかは疑問です。ただそんな時、菜採の次の言葉を思い出します。「昨夜ずっと考えているうちに、私たちがその勇気さえもてば、ともかくやり始めることはできると思えてきたのよ、蜜」
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