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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
超能力者たちの孤独感と苦悩、同朋意識が、スリリングに描き出されている,
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レビュー対象商品: 七瀬ふたたび (新潮文庫) (文庫)
他人の心を読むことのできる精神感応能力者(テレパス)、火田七瀬(ひだ ななせ)を主人公にした三部作、『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』。その第二部にあたるのが本書『七瀬ふたたび』で、七瀬のような超能力者の孤独感と苦悩、同胞意識が、スリリングに描き出されています。七瀬サイドに立つ超能力者として、同じ精神感応能力を持つ男の子、未来を予知できる青年、物体を遠隔操作できる念動力(サイコキネシス)を持つ黒人青年、時間旅行者(タイム・トラベラー)の娘の、総勢五名。特異な能力を持つが故の彼らの孤独感と葛藤、互いに心を許し合える同胞にめぐり会った喜びがリアルに描き出されていて、読みごたえがありましたね。なかでも、時間旅行者という超能力者を登場させたことが、話に変化と深みを生み出す上でバツグンの効果を発揮しているなあと思いました。 <とてもいい書き出しだ。夜汽車で火田七瀬の見た予知場面なのだな、と気づいたとたん――それは最初のページで気づくのであるが――スイと作品の流れに乗っていける。>にはじまる平岡正明の文庫解説文も、作品のツボを押さえたナイスな語り口。読みごたえ、あります。
25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
超能力者はつらいよ,
By minoru223 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 七瀬ふたたび (新潮文庫) (文庫)
前作『家族八景』では超能力者・七瀬は主人公というよりは狂言回しであり、彼女が住み込む個々の家庭の住人たちが真の主人公でした。しかし、筒井康隆は七瀬をそれだけの存在にしておくには惜しいと思ったようで、彼女を本当の主人公に据えた続編を書きましした。それがこの『七瀬ふたたび』です。NHKでドラマ化されたりもして、私も見てました。本作は超能力者が登場する一般的なSF小説とは大きく異なります。七瀬を初めとする超能力者たちがバッタバッタと敵をなぎ倒すなんてことはありません。ひたすら描かれるのは、現代社会において超能力者が生きていくのがいかに大変なことかという、その苦労です。その辺りは筒井康隆による内部からのSF批判ととれないこともなく、ひねくれ者の筒井らしい作品と言えますね。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
七瀬,
By DX - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 七瀬ふたたび (新潮文庫) (文庫)
家族八景、七瀬ふたたび、エディプスの恋人、この三作品を全て読むきっかけになったのがこの作品。 超能力者である「七瀬」の物語なのだが、彼女は様々な「美しさ」を備えている。 「七瀬」が触れ合う人物達との葛藤、自身との葛藤で魅せる美しさに、ドップリハマった思い出の一冊。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 4.0
本格SF作品!
前作に続いて読みました。 こっちのが好き。 孤独な観察者から、 仲間と共に生きる姿を描く。... 続きを読む
投稿日: 2008/11/29 投稿者: teeakira
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