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七姫幻想 (双葉文庫)
 
 

七姫幻想 (双葉文庫) [文庫]

森谷 明子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

寵姫の閨でなぜ大王は死んだのか???遥か昔から罪の匂いをまとってきた美しい女たちがいる。時代を経てなお様々に伝わる織女伝説をモチーフに、和歌を絡めながら描く七編の連作ミステリー。鮎川哲也賞受賞作『千年の黙』で注目を浴びた作家の最傑作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

秋去姫、朝顔姫、梶葉姫…、七つの異称を持った七夕伝説の織女。神代の大王の怪死をめぐる幻想的な第一話から、江戸時代の禁忌の愛を描いた最終話まで、遙かなる時を隔てて女たちの甘美な罪が語られる。史実、和歌、人間ドラマという糸を縦横に組み合わせて描かれた、まさしく絢爛たる織物のような連作ミステリー。

登録情報

  • 文庫: 169ページ
  • 出版社: 双葉社 (2009/1/14)
  • ISBN-10: 4575512540
  • ISBN-13: 978-4575512540
  • 発売日: 2009/1/14
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 225,774位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
雅びな世界 2007/8/21
By ねね
形式:単行本
日本の神話時代からの王朝文学を、七夕の織姫、和歌と絡めてありゆるやかに読めました。後味がイマイチと感じるものもありましたが、オススメは朝顔斎王。不器用サン二人の恋がカワイイです。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 香桑 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
作者は、衣通姫の伝説に絡めつつ、オムニバス形式で7人の姫の物語を語る。
7人は織姫の7つの異称にちなんでいる。彼女たちは、古代から近代へ、水際で糸を布へと織りながら、人模様、恋模様を描き出す。
歴史の背後に一つの血筋、古い血と力を受け継ぐ一族の存在を見え隠れさせながら、時代が下るほどに姫たちは神性を失いつつ、織という行為もまた市井のものとなっていくのだ。
そこに謎解きの要素が加わるが、解くべき謎として人が死ぬ。人が死ぬのは女神たちへの犠牲であるとも見なすこともできる。
森谷さんならではのことで、さりげなく大友家持や清原元輔、清少納言といった名だたる文人らが登場しているところも見どころ。
幾重にも織り込まれたシンボルの数の多さに舌を巻く。物語を織りなす糸を読み解くもよし、解かずにすべてを眺めて楽しむもよし。いや、織られたものを解きほぐすのは、やはり無粋というものか。
多様なシンボルが織り込まれ、多重なイメージに遊ぶ、豊穣で、贅沢で、まさに幻想的な美しい物語だった。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
七夕の織姫には,重層的な性格を反映して七つの別称があるそうだ.そうして七夕は水乞いの祭りであるとのこと.そこで高貴で水の神に縁のある七人の女性の愛と死が語られる.時代は伝説の古代から賀茂斎王の平安を経て江戸時代に至る.七つの物語すべてがどこかぞっとする不気味さを持つミステリーを構成するが,この著者に特徴的な豊かな細部の描写のために,必ずしもミステリーとして意識する必要はない.それぞれの物語は信じ難いほどの時代考証と文学考証の上に成立していて,史書は勿論,神楽歌までが動員される.それでも話の自立性が失われないと言う事実は作者の空想力と表現力がいかに巨大なものかを示して遺憾がない.強く推薦.なお平安時代でこの作品は 千年の黙 に連なり,賀茂斎王と森で 葛野盛衰記 に連なる. 
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