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七夕しぐれ
 
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七夕しぐれ [単行本]

熊谷 達也
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

小学5年生の和也は、宮城県内の小さな町から、憧れの仙台市に引っ越してきた。川沿いに5軒が並ぶばかりのみすぼらしい住まいにショックを受けるが、隣家に住む同級生2人と仲良くなる。ところが学校では、その2人が周囲から浮いているのに気付く。ストリッパーやヤクザもいる自分たちの住む地域が、かつては差別されていたことを知った和也は、2人の友人と他のクラスメイトとの間で悩む…。ねえ、ほんとうの友情って、何だろう?史上初の直木賞&山本周五郎賞ダブル受賞作家が差別問題に正面から取り組んだ、魂に響く成長譚。

内容(「MARC」データベースより)

小学5年生の和也は、憧れの仙台市に引っ越してきたが、みすぼらしい住まいにショックを受ける。そのうち隣家に住む同級生2人と仲良くなるが…。本当の友情を問う魂に響く成長譚。『小説宝石』連載を加筆修正し、単行本化。

登録情報

  • 単行本: 326ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/10/21)
  • ISBN-10: 4334925227
  • ISBN-13: 978-4334925222
  • 発売日: 2006/10/21
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 251,201位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい, 2007/4/24
レビュー対象商品: 七夕しぐれ (単行本)
転校したの小学校で出会った近所同士でもある新しい友達

「どうして仲良くしてはいけないの?」…ただ素朴に浮かんでくる疑問

差別問題という、

理解することも表現することも躊躇われがちな事柄を、

決して正しさを押し付けるのでもなく、

小学生の男の子という目線から少しも曇りなく見つめた作品です。

大人が判らなくなってしまったもの…

判ろうとしなくなってしまったもの…

それを理解させ、気付かせてくれるのは子供なのかもしれない

子供にも子供の事情というのがあって、

それは大人の抱える事情とさほど変わらない…

和也の経験する弱さや葛藤や憤りは、大人が何時の間にか無視して、

自分がそれに巻かれてしまうことを許してきたものと通うものがある

登場する3人の子供たちのように、大切なものを大切に、

おかしいと感じることはおかしいと拒むことを貫けるように

そんな風でありたい…そう思った。

悔しかったり、痛快だったり、恥ずかしくなったり…

誰もが自分を振り返りながら読んでしまう…

すごく教えられました。

やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 正義の方向性と、爽やかな読後感, 2007/3/7
By 
ヤキソバ (奈良県) - レビューをすべて見る
(殿堂入りレビュアー)    (トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 七夕しぐれ (単行本)
この差別の根は壮絶なまで深い。

正義などという看板を振りかざして、解決出来る様な、生やさしいものではない。

現在でも、各地で、政治や経済の深刻な問題が噴出しているが、多くの人は、この問題を避けて通る。

舞台は昭和30年代だろうか?

この頃はひどかった。

ここで描かれている行動は、微力ではあるが、大きな力になっている。

そして、この作品の舞台となった当時と、今とでは、状況は格段に改善している。

そこには、血のにじむ様な、努力の積み重ねがあった。

やはり「大義名分」は御法度だ。

3人の行動に拍手を送りたい。

表紙カバーの表は仙台の町並と広瀬川、裏はユキヒロ、ナオミ、そして、カズヤだ。

読了して眺めると、この裏側の絵は、大変微笑ましい。

手に汗握る場面もある。

正義とは、この様な形で、発揮すべきだ。

深く感動した。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 すがすがしく自然体、なおかつ正義の味方, 2006/12/4
By 
くわもちじんぺい (新潟県) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 七夕しぐれ (単行本)
 友達を守るために、正義を貫く小学生の美しい生き様を描く。しかも同和問題に関わる差別事象に立ち向かう。それが、上っ面の正義感ではなく、切手収集やタイガーマスクなどと同じ地平にあることとして扱われる。この自然さが秀逸である。

 そうだ、差別って、実は凄く身近にあることだ。正面きってこの問題を題材に選んだ作者に敬意を表す。この少年達の物語は、私達がどのような大人として行動しなければならないかを示唆している。いい大人であるか。手本となる大人であるか。自分に嘘をついた生き様をしていないか。…でも、沼倉のおんちゃんに叱られないような生き方をするのって、難しいけどね。

 作者のおだやかな語り口が好ましい。身構えることなく、自然と物語に引き込まれていく。
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