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七人の敵がいる
 
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七人の敵がいる [単行本(ソフトカバー)]

加納 朋子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ワーキングマザーのPTA奮闘小説

育児と仕事を何とか両立してきた、ワーキングマザーの陽子。息子の小学校入学で少しはラクになるかと思いきや、PTA・学童父母会・地域子供会などに悲鳴を上げる、想像以上に大変な日々が幕を開けた……。
●入学早々、初の保護者会はPTA役員決めの修羅場に。空気を読めない陽子は、早速敵を作ってしまう。ああ、永遠に埋まらぬ専業主婦と兼業主婦の溝…「女は女の敵である」
●仕事と子育ての両立に不可欠な、義母のサポート。“孫のためなら”の影に押しやられた本音は不満だらけ!?「義母義家族は敵である」
●夫は結局、家事も育児も“他人事”。保護者会も母親の姿ばかり。働く母親にできて働く父親にできないことなんて、ないはずなのに…「当然夫も敵である」
その他、わが子や先生、さらにはPTA会長に戦いを挑む!?笑いあり、涙あり、前代未聞の痛快ノンストップ・エンターテインメント!

内容(「BOOK」データベースより)

PTA、学童、教師、夫に姑、我が子まで。上司より、取引先より手強いモンスターが次から次へと現れる!?困惑、当惑、そして笑いと涙の痛快PTAエンターテインメント!ワーキングママ、専業主婦に、育児パパ、そして未来の子持ち候補たち必読小説。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 312ページ
  • 出版社: 集英社 (2010/6/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087713563
  • ISBN-13: 978-4087713565
  • 発売日: 2010/6/25
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tc
形式:単行本(ソフトカバー)
子供だった自分が大人になり、結婚して、子供が出来て、その子供が学校に入ると、今まで知らなかった世界がどんどん増えていきます。
その中でも一番負担が大きいと感じられるPTAの話を中心にこの話は進んでいきます。
私も著者が書いているように、現行の日本の負担の大きすぎるPTAに対して甚だ疑問に感じることがあり、8割近くは共感を持って読んでいました。PTAなどは無駄も多く、共働きや父親が参加したくても参加するのは困難です。(アメリカなどは必ず仕事が終わった夜に会合があるので父母参加がほとんどです。)改革は必要だと思います。
ただ残り2割は、おかしいな〜、それは違うんじゃない?と思いながら読んでいました。
多分著者も主人公の陽子の意見を全て自分の意見として代弁させたのではないとは思いますが、読んでいるとどうしても主人公の意見が正論っていうごり押しに読み取れて、その違和感は感じました。

これを読んで思ったのは、PTA、自治会、サッカー少年団を中心に、その活動の中でも無駄な部分も多々あります。だがそれが全て無駄で要らない、単なる負担(重荷)という考えをもたれるのも、寂しいとも思いました。地域のコミュニティの大切さをこの数十年はないがしろにして、殺伐とした環境が増えているのもこの主人公陽子のような人が増えたせいもあるのだろうな〜と感じました。
お祭りにしろ何にしろ文化を育てるというのが大事なのに、その縁の下の力がなくなると、日本の伝統もどんどんなくなり、地域コミュニティもどんどん殺伐とします。
また本書でもサッカー少年団のコーチもボランティアと書いてありましたが、実際に私の知っている小学校の野球、サッカー、バスケのコーチは全てボランティアです。コーチたちも仕事があり忙しくても、自分の子供がその部に属していなくても、スポーツという文化を育てると言うこと、子供たちにそのスポーツを好きになってもらうために頑張っているわけです。そのような点に対して主人公があまりにも自己中心の考えしか持たないの、もっと理解力があればな〜と思った次第です。
文化や伝統(PTAの無駄な仕事が伝統と言うわけでなく、お祭りなどの行事のこと)は目には見えないものなので、このようなものを育てるのはお金ではなく、どうしても見えない力が必要なのですから・・・。

いずれにしろ、そのような子供を取り巻く親の世界を面白く書いている小説が少ないので興味深く読めました。
評価を若干下げたのが、上記のように陽子の理論を最終的に正論のように結びつけるのが鼻についた点。あまりにも予定調和的な登場人物ばかりで、もう少しストーリーに深みがあった方が面白かった思った点で下げました。若干厳しい評価になってしまいました
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sayuri51 VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
かなり面白かったです!
育児と仕事を何とか両立してきた、ワーキングマザーの陽子がこの物語の主人公。
息子の小学校入学で少しはラクになるかと思いきや、PTA・学童父母会・地域子供会などに悲鳴を上げる、
想像以上に大変な日々が幕を開けた……。

入学早々、初の保護者会はPTA役員決めの修羅場に。空気を読めない陽子は、早速敵を作ってしまう。

仕事と子育ての両立に不可欠な、義母のサポート。
“孫のためなら”の影に押しやられた本音は不満だらけ!?

夫は結局、家事も育児も“他人事”。保護者会も母親の姿ばかり。
働く母親にできて働く父親にできないことなんて、ないはずなのに…

その他、わが子や先生、さらにはPTA会長にまで戦いを挑む陽子

等々の内容で
第1章 女は女の敵である 第2章 義母義家族は敵である 第3章 男もたいがい、敵である 
第4章 当然夫も敵である 第5章 我が子だろうが敵になる 第6章 先生が敵である
第7章 会長様は敵である、の7つの章から構成されています。

どの章もきっちりと良く出来ています。
小学生くらいのお子さんをお持ちの方が読まれたら思わず頷いてしまう場面が多々あると思います。
私自身も何度も子供が小・中学校の頃を思い出しては、(そうそう!)と思ってしまいました。

全ての文章に無駄がなく、かつ説得力もあり著者の頭の良さが文面から滲み出ていて面白い、
そして第5章では驚き、感動し、エピローグに至るまで飽きる事無く一気に読めました。

陽子を始め登場人物の設定が又素晴らしく、絶えず脳内映像で動いていました。

子供を持つ方が読んでも良し、子供を持たない方が読まれても面白い内容になっていますが、
絶対的に読んで頂きたいのは小学生くらいのお子さんを持たれる父親でしょうか。

完成度が高く今年読んだ本の中では1番の満足です。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
私の大嫌いな世界が非常にリアルに描かれている。
恐らく多くの人がPTA、子ども会、自治会、その他のわずらわしさ、汚らしさに苦しめられていると思うけど、いったいどこが問題なのか、論理的かつ現実的に論じている本は少ない気がする。どうせ一時的な体験であるし、自分の番が終わった後はある程度どうでもいいので、真面目に論じられることもなかったのではないだろうか。それに多くの人にとっては思い出したくもない、不愉快でどうでもいいことなのだ。楽しくてたまらない、という人も実在することだし。
しかし、仲間はずれ、虐め、排他、お金の不正などは実際にあることで、このようなことがきっかけで心の病気になっている人も実際にいるのだ。
みんながこの主人公のように強くて頭の回転が速ければいいだろうが、実際には、気の弱い人も頭の回転の遅い人も義務的にさせられている。
その解決法が、果たしてこの本の終わりのようなものであっていいものかどうかは、はなはだ疑問である。
多くの人にこの本を読んでもらい、考えてもらいたい。
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