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一般言語学第三回講義―コンスタンタンによる講義記録
 
 

一般言語学第三回講義―コンスタンタンによる講義記録 [単行本]

フェルディナン・ド ソシュール , Ferdinand de Saussure , 相原 奈津江 , 秋津 伶 , 西川 長夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

肉声と生々しい思索。甦る幻の講義。あらゆる曲解と無理解に自身が答える。

内容(「MARC」データベースより)

フェルディナン・ド・ソシュールは晩年、ジュネーヴ大学で3回「一般言語学」の講義を行った。その最も重要な第3回講義のノートを訳出。

登録情報

  • 単行本: 311ページ
  • 出版社: エディットパルク (2003/02)
  • ISBN-10: 4901188038
  • ISBN-13: 978-4901188036
  • 発売日: 2003/02
  • 商品の寸法: 21 x 14.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
 ソシュールが3回にわたってジュネーヴ大学で行った「一般言語学」講義の聴講ノートが残されていること、そしてそれらのノートとソシュール自身の自筆草稿を基にして、弟子のバイイとセシュエによって書かれたのが、構造主義の原点となった『一般言語学講義』であることは、今日では比較的よく知られた事実である。

 本書は「第3回講義」の最も詳細な記述を残したエミール・コンスタンタンの聴講ノートの翻訳である(ただし、講義のすべてではなく、「第1部」は中途まで)。丸山圭三郎によっても紹介されているとおり、聴講ノートの翻刻は、ルドルフ・エングラーによる「校訂版」があり、そこには他の3人の学生のノートも収録されているが、そこでは「バイイ=セシュエ版」の順序が保持されている??め、講義の順序で通読することは困難だった。本書は、講義の順序どおりに復元した新たな校訂版(小松英輔による)を底本としており、ようやく日本語でソシュールの講義の全容に触れる機会が生まれることとなった。

 その点で、本書のもつ意義は決して小さくないが、先行研究をほとんどすべて無視したことによる欠点を抱えていることも、また否定できない事実である(減点の理由)。訳語に問題を抱えていること、他の学生の記述や自筆草稿との比較対照がなされていないこと、バイイ=セシュエ版がいかにこの原資料を扱ったのかが扱われていないこと…。

 こうした問題を抜きにしてこの聴講ノートを読んでも、この講義は「言語学入門」以上のものに見えないかもしれない。それだけに、この恐るべきノートの!もつ真の射程を閉ざしてしまう可能性をこの訳者たちが自覚しているとは思えないことは、画期的な試みだっただけに、あまりに残念と言わざるをえない。

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
わかりやすい 2003/3/24
形式:単行本
 言語学と呼ばれる学門に接するのも初めてなら、その本を読むのも初めて。そんな状態で手にしたこの本ですが、その内容は実に明瞭で、最初から最後まで滞ることなく読めました。本書の前書きにも書かれているのですが、ソシュールは誰にでもわかるよう、使わなければいけない述語以外は、極めて日常的な言葉で話したようです。言語学という学門を修めようというのなら、これは実にいい入門書になるのではないでしょうか。
 
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aruaru
形式:単行本
本書の問題点もいくつかありますが、本書の意図と意義を強調したいと思います。 訳者達は「日本語教育に携わる人々」にこの書を読んで貰いたいと考えたようです。反アカデミズム的な意味合いをも込めているようですが、確かに訳者らの言にも耳を傾けるところがあります。ソシュールが著名となり、名だけは世間一般に流通したとはいえ、ソシュール本人の著作(正確には講義録か)を読んでいる人々がどれだけいるでしょう。 それはソシュール本人の難解さによるところも大きい。読み手の力量不足といってしまえばそれまでですが、彼の語りは、思考の生成過程そのものでもあり、洗練されていない部分もあるせいで我々には難解すぎるのです。 本書の訳語に問題も含まれているように思われます。通例の訳語を採らないという事は、これまでの研究史の積み重ねを部分的に無視することでもあります。但し、本書中の解題者も言うように基本的な語にはルビと原語がふられており、読み手側で訂正可能なのです。 筆者は、実践的な目的でソシュールを読む人、また研究の周辺領域としてソシュールを読まなければならない人、並びに初学者に対して本書をお薦めします。但しこの書から一歩踏み出そうとするのならば、本書では扱われない研究史・解釈史等への目配りが必要になってくるでしょう。
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