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元々が講義ノートということで、35章に分かれた構成は明快且つ簡潔です。1章の「特殊相対性理論」など、僅か3ページです。要するに、ローレンツ変換における不変量を説明すれば、著者にはそれで十分なのでしょう。逆に、1章が理解できるかどうかで、読者にとっての本書の価値が決まると言えます(私は初めは挫折)。
16章の「ニュートン近似」は、アインシュタインの重力の方程式を、弱くて静的な場に対して近似計算していますが、全てを完璧に理解した上で必要最低限の論理を展開していく様は、誠に驚嘆すべきです。
繰り返しますが、天才の思考の一端に触れられる稀有の書物です。しかし、多くの評者が指摘されているように、ある程度の知識がないと読めないかもしれません。
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