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一瞬でいい [単行本]

唯川 恵
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

1973年11月、浅間山での出来事が18歳の二人の少女と一人の少年の運命を変えた。
事故の重みを胸に秘め、大人へと成長してゆく三人。
著者が自らと同年生まれに設定した主人公たちの18歳から49歳までの人生の軌跡を描く、
すべての世代に贈る31年間のラブ・ストーリー。

内容(「BOOK」データベースより)

1973年、浅間山での出来事がすべてを変えた。18歳の少女と少年はやがて大人に…。29歳、37歳、49歳、恋愛小説の旗手が自らと同年の主人公たちの人生の軌跡を描くファン待望の長編小説。

登録情報

  • 単行本: 480ページ
  • 出版社: 毎日新聞社 (2007/7/20)
  • ISBN-10: 462010714X
  • ISBN-13: 978-4620107141
  • 発売日: 2007/7/20
  • 商品の寸法: 19 x 11.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 159,066位 (本のベストセラーを見る)
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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
東京からの別荘族の子どもたちと地元軽井沢で暮らす子どもたちは、
お互いの立場や環境の違いを知りつつも、健やかな友情や秘めた恋心をはぐくんでいた。

そんな彼らが、高校の卒業を前にして、噴火した浅間山に
興味を持ち、ともに登ることにした1973年の冬。
しかし、その登山は彼ら、彼女たちの運命を大きく変えてしまう。

この、18歳のときの出来事を胸にそれぞれの場所で生活していく2人の女と1人の男の
軌跡を、29歳、37歳、そして49歳…と、繊細に綴った長編小説。

実際の出来事(昭和48年のオイルショックやその頃の学生運動、
バブル崩壊にITブーム、親の介護問題など)を背景に、
仕事、結婚、その他さまざまな人間関係を通して、時には投げやりに
なる瞬間もありつつも、誠実に自分らしく精一杯生きようとする
主人公たちにとても素直に好感が持てる。話の運びも素直だ。
しかし、単調ではない。

今まで自分は、通勤電車やお風呂などの時間つぶしに良い意味で
ぴったり(素直で読みやすい文章と判りやすい話とちょうどいい軽さの
読後感。これが例えば桐野夏生あたりだと電車で酔ったり
お風呂でのぼせそう)、と、その軽さ、読みやすさで唯川恵を読み続けて
いたが、今回の作品は、ワインが熟成するように、この物語の主人公たちが
高校生から50歳に手の届く大人に成長したかのように、重厚な
味わいと洗練された物語性を持っていて、何かの片手間に読むことは
できなかった…というか、軽く出だしを読み出したら止まらなかった。
ものすごく失礼な言い方になってしまうけれども、実際、自分が
唯川恵で徹夜するとは思わなかった。嬉しい誤算だった。なので
読む方は十分な時間とゆったりできる空間を用意してから、というのが
お勧めです。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nt1166
形式:単行本
目を通して、一冊の本を見る。数百ページの本、明らかに本という形がひとつの空間を占めている。その中には、主人公たちの人生が、それぞれに生きている。個別に、そして、連環をもって。本を開き、栞を離すと、目を通じて、自分の日常の世界から、主人公たちの世界と時間軸に引き込まれて行く。同世代の作家の小説と思い、本屋で手にした。買って良かった。読んでよかった。そして、創介、稀世、未来子のそれぞれの年代に出会えた。各々の主人公たちは、今も、精一杯生きているんだろう。人生って、自分の満足感とは別な次元で、実は、幸せなはずなんだって思いながら。作家の思いに触れたような気がする。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
浅間山噴火の昭和48年から始まるこの物語は、18歳の男女4人が登山に行く回想から始まる。
474頁にも渡る長い物語は、30年にも及ぶ人生の不思議なつながりが、読んでいくうちに引きこまれて一気に読めた。
登山によって亡くなってしまう英次
その英次の死によって残された3人、創介、稀世、未来子は大きく人生を変えてゆく。
あの瞬間が取り戻せない時間だからこそ、まだ若い18歳の傷は3人に大きな影を落としてしまう。
でもこの物語が暗くならないのは、唯川恵が最後まで逸らさなかった優しさや慈しみが中心にあるからに思う。
3人が懸命に生きた30年は、何もかものみこんで、こういう人生だったのだと納得させるのだ。
「男というのは、もしかしたら背負っている重荷があるからこそ、生きてゆけるのかもしれない」緒沢のこの言葉は、逃げることなく生きてきた老年の男が漏らした言葉だが、人生を振り返った時、男女いとわず感慨にふける心境をいい得ている。
懸命に生きたからこそ、過去を一掃出来るすがすがしい本に、心が優しくなれた。
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最近のカスタマーレビュー
\(//∇//)\読んで下さい。
たまたま、レビュー読んで、よさそうだなと思って
購入しました。
偶然にも、超地元で驚きました。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: えりか
はじめて読んだけど。
装丁がとても奇麗だったし、
また人気作家さんだからはずれはないかな、と手に取りました。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/3 投稿者: かみつき
面白かったです!
やっぱり唯川恵さんはいい!!

長編でしたが先が気になって2日で一気に読み終えました。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/22 投稿者: sayuri51
素直な生き方に共感
幼い頃からの仲間だった4人は高校最後の思い出に、浅間山に登りました。その時起きた友の事故死によって、残された3人の31年間のラブストーリーが綴られている。3人共「... 続きを読む
投稿日: 2008/9/4 投稿者: minmin
年を取るのも悪くない
浅間山への登山の途中、仲間の1人が事故死。
恋に青春に、そして夢に一番輝いていた時期に起こったその悲劇は... 続きを読む
投稿日: 2008/5/22 投稿者: 夢追い虫
人生の選択
相変わらずこの作家の文章は読みやすく、まるで連ドラのDVDを観るかのごとく、すらすらとラストまで引っ張って行ってくれます。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/11 投稿者: 美花絵留
紆余曲折な人生は…
主人公たちはものすごい苦労をして生きていますが、平和に楽に暮らすのと、一体どちらが幸せなのかな?って思いました。3人の主人公それぞれに、そのたびごとに感情移入して... 続きを読む
投稿日: 2007/11/16 投稿者: sandii
逝きしものが与え、残したもの・・・
軽井沢育ちの希世と英次、東京から毎夏、別荘に来ていた創介と未来子。子供の頃に知り合い、毎年一緒に夏を過していた。高校三年生の晩秋、高校生活最後の記念に浅間山に登る... 続きを読む
投稿日: 2007/10/9 投稿者: かっこ
浅間山が見ていた4人の物語
浅間山が舞台となった4人の物語。時が経ち、人の気持ちが変わっても浅間山はそこに変わらずにある。浅間の麓に住む人なら誰でも感情移入して読める物語です。
投稿日: 2007/8/16 投稿者: macan
気がついたら、もう引きこまれていた・・・
またまたすばらしい作品を上梓された、恵さんの新刊です。・・・ここには、ほんとうにたくさんの恋愛エピソードがあります。そしてまた、書き留めておきたい言葉もたくさんあ... 続きを読む
投稿日: 2007/7/28 投稿者: おきらくのーくん
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