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学生時分世界史に対して感じた退屈さは、例えばローマ帝国史は歴代皇帝を大雑把に追い、あたかも歴史の必然であるかのごとく帝国の興隆をなぞっているだけだからでしょう。
またヨーロッパと違い、現代日本の町並みは全国どこであろうが(ただし京都はやや例外)歴史の重みを感じさせません。
しかし江戸時代のメンタリティは日本人の心情に今なお潜在的に反映されているという思いは次第に強くなっています。これを説明すると長くなるので割愛しますが・・・。
江戸時代は日本人にとってのファンタジーであるという主張が頷ける方にはこの本はお勧めです。金1両の現在価値、都市と農村における死亡年齢分布、佐渡金山の金産出量の推移、各藩の財政状況など、思わず目を見張ってしまうような発見に満ちあふれていると思います。
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