問題作です。この世で最も怒らせてはならない、
怒らせたくない人というのは誰でしょうか。
それは「いちばん大切な人」に決まってます。
そんな「いちばん大切な人」を怒らせる方法を
驚異的なテンポで、阿呆のように大量に教えてくれるのが、
この「いちばん大切な人の怒らせ方」です。
DVDを1本使って、演者やプロデューサーを含めた
数人の大人が本気になって、なんなら特典映像まで付けて、
いちばん大切な人を怒らせる方法を教えてくれるのです。
一体、誰が得をするというのでしょうか!
しかし、この作品の本質はそこにこそあると思うのです。
だって「そういうものが流通して店頭に並んでいる」こと自体が
物凄く面白いじゃありませんか。「大切な人の怒らせ方」を
買う人、それが売れるように店頭に陳列するCD屋の店員さん、
それを再生するDVDプレイヤー、それを映すモニター。
全てを巻き込んだ壮大なコントとさえ言えると思います。
「いちばん大切な人の怒らせ方、教えます」「何故?」
その不条理に圧倒的な面白さが潜んでいるのです。
前作に引き続き、謎の言語学者、碑文谷さんの悪ノリが際立ちます。
しかも、そんな碑文谷教授に密着したドキュメント映像が
特典として収録されているという徹底ぶり。
イラつき。ブチ切れ。あきれ。見る者に様々な怒りと、
同時に渾身の笑いを提供する、衝撃的DVD。