NLPは「Neuro Linguistic Programming」 の略で、心的外傷や恐怖症の治療・コミュニケーションに役立つ方法。「現代の催眠術」 とも言われる。ゲシュタルト療法・家族療法・催眠療法をプログラム化したものだそうだ。重要な「NLPの前提」 と、13のメソッドを紹介している。
確かに類書の中では際立ってやさしい。ただし分かりにくい点が二点。一つは各章ごとのメソッドの名前が英語のままのこと。「キャリブレーション」 が「観察すること」 とは首をひねる。「サブモダリティの変換」 と聞いて、ぴんと来る人が何人いるか。適当な日本語訳をつけたほうが親切だと思う。もう一点は、各章の中の節・項目に番号がないこと。私は番号を振りながら読まずにはいられなかった。
面白かったのは「サブモダリティ(感覚の細かい構成要素)の変換」 や「タイムライン(過去未来に行くこと)」 に出て来る「嫌な記憶が蘇ったときは、傍観者として眺めてみる」 という方法、「アンカリング(アンカー:特定の感情を呼び起こすもの、条件付けるためのスイッチ)」、「リフレーミング(違う言い方考え方)」 など。ただしアンカリングはウツの人には難しいと思う。いい気分や感情を思い出すのが苦手だから。