前著である基礎トレ本が良かったので早速入手しました。
著者がこの本で述べているように「全体のキーのみを意識したペンタトニック・スケール1発的なソロ」ではなく「コードの動きを意識したソロ」を習得することに特化した本です。確固たる理論に基づいた骨太で硬派な教則本だと思います。
指板を5分割し、それぞれの型のコード・トーンを把握し、それにテンション・ノートを加えていくという段階を踏んだ手法が取られています。
譜例には、指番号のみならずコードのルート音からの距離が数字で記載されています。これは画期的です。自分が今弾いている音がルートから見て何度かすぐに分かりますので、これは大変重宝します。
基礎からていねいに記述されていて、徐々に使う音を増やす構成と相まって大変理解しやすい内容になっています。もちろんギターを弾きながらの練習にそれなりの時間は割かなければなりませんが、説かれている内容が明快なのでどんどん読み進められます。
また個人的にはコラムが大変参考になりました。高度な内容を分かりやすく記述してあり、もっともっと読みたいと思いました。
著者はミュージシャンが本業のようですが、まだまだいろいろな知識・理論をお持ちのように見受けられます。著者の知識・理論を発展・展開させた次の著作も期待したいと思います。