タイトルに間違いはありません。一生かかっても知り得ない、と言うだけあってこの本を読んでも年収1億円思想を知り得ることは出来ませんでした。
書かれている内容は母親のしつけ、あいさつ、上司をたてろ、欲の大事さ、時間の使い方、自己投資など、良くある自己啓発本と同じです。
筆者は保険代理店の経営者らしく、保険営業体験記の部分は非常にリアリティがありますが、その他の部分は全くリアリティも信念も感じられません。筆者が携わった知人たちの大変に少ない実例が書かれているだけで、ビジネス経験のない大学生が表面的にビジネス書を読み漁って再構成したものと何ら区別がつきません。やはり保険営業で年収1億円超の人と数多くの接点を持っても1億円思想は知り得ないのでしょう。
筆者ご自身、保険営業で稼いだことはあっても、あまりビジネスに対する造詣がないのではないかと勘違いしてしまいそうな内容の薄さになってしまっており、出版を通じて伝えるべきことを持っていたのか、疑問に思います。
この本がそうかは分かりませんが、最近、出版コンサルタントや出版セミナーにお金を払って本を出す自営業者が多い。書くべき題材を持たない筆者が、自己ブランディングと称して自営業の集客ツールのための本を出版する、という流行です。こういった本の特徴は、アマゾンのレビューの最初の数人は今までほとんどレビューを書いたことのない人が高評価。そのレビュアーがレビューしている本と言えば「片付けコンサルタント」「カラーコーディネーター」「幸せコンサルタント」など、実績・実力・実業に程遠い一般人による書籍。出版さえすれば「勝ち組になれる」とばかりに自己ブランディングビジネスにどっぷりはまっていそうな方による本を選定して高評価したりします。
そんな筆者を応援したい家族、親戚、友人知人、筆者に保険をお願いしているお客さんならこの書籍は「買い!」だと思います。