スリランカ上座仏教長老であるスマナサーラの著書。
この本は、仕事についての46のヒントが判り易く書かれています。
仕事とは、「人のために何かをすること」。
そして、言い換えると、仕事を通じて、社会のために働いていると
いう教えは、「もしドラ」で知られるドラッカーの「いかに貢献するか」
との問いかけと同じ方向性を感じました。
「時間とは、命そのもの。そして、どんな時間も一回しかない」
「生きている限り、一生学び続けるのが、人の本来の姿である」
言われてみれば、当たり前のことですが、スマナサーラの語りは、
丁寧に、そして、ある時は、厳しく述べられています。
ひとつひとつの言葉に、説得力があるのは、ブッダの教えに
則していて、スタンスがぶれないからだと感じます。
この著書は、ビジネス書の形をとっていますが、ビジネスマン
だけでなく、人生をいかに生きるかとの問いかけがある点からも
主婦の方や学生の方が読んでも、参考になることが多いと思います。
この本で、共感した方は、スマナサーラ著「心がスーッとなるブッダの言葉」
(成美堂文庫)も読まれると新たな発見につながるでしょう。
人は、みな「生き辛さ」を抱えていますが、この本で、多くの方が、
悩みや葛藤から開放されると良いなと願っています。