強力粉を使っても、水分を牛乳にしても、好みのシュー生地に出会えず悶々。
裏表紙のうさぎに一目惚れしたこの本を、悩んで買って大正解。
6人のシェフによるレシピは、どれも家庭で作るための配慮があり、各レシピごとに、ポイントとなる生きた一言アドバイスがあります。
レシピは、味わいのあるサックリタイプ、懐かしいふんわりタイプのシュー、パリ・ブレスト、エクレア、スワンなどの王道から、フルーツを使ったもの、うさぎやねずみ、味も形もライチを模したシュー、ミルフィユやシューロールも。
クリームは、6通りのカスタードはもちろん、プラリネ、チョコ、ピスタチオ、カラメルクリームなど。
さらに、余った生地やクリームを活用できるアレンジとして、スフレやチュロス、グージェールやケーキの飾りに使えるクッキーなど。
他に、材料の下準備、オーブンの予熱、天板の処理、絞り方、均一にする方法、膨らみを成功させるコツ、フォンダンのかけ方などの記事が、ツボをはずしません。
また、女子ウケしそうなイメージショット(リネンとかアンティークの小道具とか…)こそないものの、実用的かつキレイな写真が豊富なので、レシピの流れや生地の状態が一目瞭然。
巻末のQ&Aには、失敗対策、シュー生地の冷凍方法と、紙コルネの作り方、絞り袋の扱い方も。
そして何より、かなりの情報量にも関わらず、圧迫感、詰め込み感のない構成にも脱帽です。