・アナリストでも、セルサイドのアナリストは特に「自己管理型」の職業で、
成功するための自律的な努力が欠かせないといわれる。
本書を読むと、その世界の中でフェルドマン氏が努力と謙虚な自己研鑽で、
今の地位を得た人なのだと感心する。
本書は、優れたアナリストに必要な7つの能力を紹介する、という体裁をとっている。
しかし、より踏み込んで言えば、
彼自身が7つの力をアナリストとして生きるテーマとしながら、
いかに自己研鑽に励んできたか。その体系だった努力のフレームを紹介するといったほう
がしっくりくる。
氏がこれまでに参考にしてきたやり方、工夫、精神的に支えにしてきた言葉、
書籍が数多く紹介されている。それぞれは、もうすでにあるものなので真新しくは
無いかもしれない。
ただ、やはり彼の、自分と他人に対する謙虚さ、真摯さには打たれる。
何かを理解するための書籍ではなく、その態度を学ぶ本なのだと思う。