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溢れる気持ちを語れば語るほど、それは心の声とはかけ離れたものになっていくのはなぜなんだろう。不惑の40代を迎えたはずなのに、日々自らの言葉に裏切られ孤独感ばかりがつのっていく。そんな暗い迷路で立ちすくんでいた時、出口を示す一筋の光のように、この詩集の一節に出会った。「言葉にできない感情は、じっと抱いてゆく。魂を温めるように。」
声高に語ることでむしろどれほどの言葉と時間を失ってきたのだろうという思いが込み上げてきて胸の奥が痛むとき、私はこの詩集を手に取る。沈黙につつまれた言葉の豊かさと、詩のちからを信じさせてくれるから。
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