仮面ライダー2号・一文字隼人役で知られる佐々木剛さんの自伝。
この本を買った当時まで、私は佐々木さんがものすごく壮絶な人生を送ってきたことを全く知りませんでした。
デビュー前の下積み時代のちょっと恥ずかしい話から始まって、柔道一直線時代の思い出、そしてあまりにも有名な仮面ライダーの当時の裏話も素朴な温かみのある文章でつづられていますが、火事に遭って九死に一生を得たものの、それが全身やけどで顔にまで及んだ大けがだったために俳優としての活動が出来なくなってしまったことから、精神的に荒んでいきすべてを失ってしまったどん底時代の話は、読んでいて絶句するしかありませんでした。
その後いろんな人たちに助けられて完全復活した佐々木さん、今は舞台を中心に活躍中ですが、なんといっても、本格デビュー前に在籍していた養成所仲間でもあった藤岡弘さんのピンチを救い、仮面ライダーを人気シリーズに押し上げただけでなく、その後のライダーシリーズでも兄貴分としてムードメーカー的な役割を果たし、仮面ライダーシリーズの土台を作っただけでなく、昭和の仮面ライダーシリーズに貢献した実績は、今こそきちんと再評価されるべきだと思います。
どん底から這い上がったヒーロー佐々木剛さん、その新たな伝説はまだまだこれから!