松井氏本人が絶対公の場では口にしないような事柄がいろいろ書かれています。
生い立ちは過去に出版された自伝「我が燃焼の瞬間」で書かれた事と重複していますが、遊びでキスをした経験やダイエットを達成させるために脱毛までしたという話、奥さんとの恋愛話しなど、本人執筆では絶対描かれない内容、特に恥ずかしい経験なども沢山織り込まれていて、逆に親近感を感じさせてくれます。
著者は松井氏に5年間にわたって取材されたそうですが、松井氏本人がポロッと口にしてしまった事も含めて全て活字にしてしまったのでしょう。
読む前は第三者(ジャーナリスト)が書いたところで自伝には及ばないだろうと敬遠ぎみだったのですが、分厚い本にもかかわらず、あっという間に読み終えてしまいました。
武道関係の本は幼稚な文章表現が多くて読みづらい事が多々ありますが、この本は文体もしっかりしていて面白いです。
勿論、極真関係の事(分裂騒動など)もしっかりと書かれています。
直接関係ありませんが、この本と併せて緑健児氏の「死力達成」もお勧めします。