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一房の葡萄 (280円文庫)
 
 

一房の葡萄 (280円文庫) [文庫]

有島武郎
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 280 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

クラスメイトの持っている美しい西洋絵の具が羨ま しくて衝動的に盗んでしまい、良心の呵責に苛まれ る内気な少年と、若い女性教師の包容力に溢れる姿 を描いた表題作 「一房の葡萄」をはじめ、妻に先立 たれ、男手ひとつで三人の息子を育てた著者が、子 どもたちのために書いた童話作品五篇に加え、行 け。勇んで。小さきものよの一節が有名な、子ど もに未来を託す父性愛、人間愛に溢れた名作「小さ き者へ」を併録し た、心揺さぶる作品集。

出版社からのコメント

280円で名作を読もう。 憂いと優しさの溶け合ったまなざしで、小さき者たちをいとおしく見つめているのだ。--重松清(作家)

登録情報

  • 文庫: 120ページ
  • 出版社: 角川春樹事務所 (2011/4/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4758435413
  • ISBN-13: 978-4758435413
  • 発売日: 2011/4/15
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 141,570位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「一房の葡萄」は人間なら誰しもが持つ自分の中の“悪”をしっかりと捕らえる物語です。悪いことと知りつつも衝動的に盗んでしまう子どもの心を描写しています。この真理を自分の中にもあることしっかり見つめてほしいと著者は思っていたのではないかと思いました。

この、人の中にある“悪”は、子どもの中にあるだけではないはずです。大人にもあるもので、大人にも訓示的なものであると思います。また、子どもが、悪いと分かりつつもやってしまったことに対して、大人がどのように対応するのが良いのかも示されています。
この童話は、子どものためのものだけでなく、大人のためのものでもあると感じました。

このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミーミルの泉 トップ1000レビュアー
形式:文庫
『一房の葡萄』です。童話の名作の一つ。
有島武郎の作品。舞台は横浜です。
描かれているのは、悪、というよりも、弱さ、というべきでしょうね。
いけないことと知りつつも悪いことに手を出してしまう弱さ。欲望に負けてしまう弱さ。
決して他人事ではなく、何かに負けてしまう弱さは誰しも持っているもの。それに対して真摯に向き合うように、問いかけているように思いました。

そして。
弱さを持っている人間に対して、どう向き合うべきか。友達として。あるいは教師として。特に子供に対して大人がどう接するか。現代においても通用するメッセージ性を秘めているようにも感じられます。
絵の具を盗んでしまった主人公が本当に反省していることをしっかりと理解して、単に叱るのではなく、葡萄を与える。
そういう包容力のある先生と出会えていれば、素直に真っ直ぐ育つこともできるでしょう。
だから友達も、罪を詰り続けるのではなく、普通に優しく接したわけです。

現代の人間関係は、そんな甘いだけではない現実です。でも、すっぱいだけではないことも忘れないでほしい。そういう気持ちになります。
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