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一戔五厘の旗
 
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一戔五厘の旗 [単行本]

花森 安治
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 単行本: 333ページ
  • 出版社: 暮しの手帖社 (1971/01)
  • ISBN-10: 4766000269
  • ISBN-13: 978-4766000269
  • 発売日: 1971/01
  • 商品の寸法: 26.2 x 18.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 庶民による庶民の言葉, 2008/3/16
レビュー対象商品: 一戔五厘の旗 (単行本)
実のところ「憤死」したのではと言われる花森氏の叫びにも似た言葉の数々。
時代は違えど、私たちを取り巻く状況は何一つ変わっていない。
いや、むしろひどくなっているのでは、と思いさえする。
いつの時代も笑う人の影で泣いている人は山ほどいて
そして、その大半は庶民である。
安全な場所にいて、声高に偉そうなことを叫ぶことは誰にでもできる。
自分さえ良ければいい、そんな人たちが大きな権力と共に庶民をつぶす。
いともたやすく。

そろそろ花森安治氏が亡くなって30年くらいたつのだろうか。
今、彼が生きていたらどんな文章を書いていたのか。
読んでみたかった。そう思うと残念でならない。
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15 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 徴兵制とは・・・, 2004/6/27
レビュー対象商品: 一戔五厘の旗 (単行本)
徴兵される心配のない世襲権力者が、自らの経済的利益のために、自分の子供ではなく、庶民の子供を、戦争の最前線に送り込もうと蠢いている・・・
「一戔五厘の旗」を噛み締めよう・・・・

満洲事変 支那事変 大東亜戦争
貴様らの代りは 一戔五厘で来るぞ と
どなられながら 一戔五厘は戦場をくたくたになって歩いた へとへとになって眠った
一戔五厘は 死んだ
一戔五厘は けがをした 片わになった
一戔五厘を べつの名で言ってみようか
<庶民> ぼくらだ 君らだ

そのころ 葉書は一戔五厘だった
兵隊は 一戔五厘の葉書で いくらでも召集できる という意味だった

〈陛下の赤子(せきし)〉つまりは〈一戔五厘〉ということだったのか
そういえば どなっている軍曹も 一戔五厘なのだ
一戔五厘が 一戔五厘をどなったり なぐったりしている

ぼくらは 権利ばかり主張して
なすべき義務を果さない 戦後のわるい風習だ とおっしゃる (まったくだ)
しかし 戦前も はるか明治のはじめから 戦後のいまも
必要以上に 横車を押してでも 権利を主張しつづけ その反面 なすべき義務を怠りっぱなしで来たのは
大企業と 歴代の政府ではないのか

政府とかけて 何と解く
そば屋の釜と解く
心は言う(湯)ばかり

心の中のチョンマゲ野郎が しきりに袖をひいて 目くばせする (そんなことをいうと 損するぜ)

ぼくらの旗は 暮しの旗だ
ぼくらは 下手でも まずい字でも
じぶんの言葉で 困まります やめて下さい とはっきり書く
ぼくら こんどは後(あと)へひかない

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12 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 感想, 2005/1/10
レビュー対象商品: 一戔五厘の旗 (単行本)
下の方の一節にある通りのあの文章が、
今の世の中と、今の私たちと、戦争を知らない世代の人間と、
どう繋がっているのかはわからない。

だけど読んでいて、熱くなるのは、何だろう?

昨今では若い人たちの中でも、
右的な思考も増えている。
それは、別におかしなことではなくて、
ふにゃふにゃした現代で、
ふつうのことだと思う。

けど、この文を読んでもあつくなる。

結局、右とか左とか関係ないんだろうな。
どっちでもいいんだ、ほんとうは。
自分たちが自分のようにちゃんと生きれれば。

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