渡辺淳一さん著の”一度は泊まりたい日本の宿”拝読いたしました。私も日本の宿に泊まるのは大変好きですので、この本の中に出てくる宿にはほとんど参りました。
私の感想からすると、正直、”たいした事ない宿”ばかりを掲載されていると感じました。蓬莱の露天風呂は海風にさらされて、風が強いときはとても寒いし、二期倶楽部は食事するのに、着替えていかなければならず、面倒ですし、べにや無何有は”表面だけを、あしらった”うすっぺらな装飾はげんなりするし、界ASOは空港から遠いし、東京に在住の私としては九州の真ん中まで来なくても、湯河原あたりでこれ以上の満足を得られる旅館は充分あると思います。全部批評していたらきりが無いので、この辺でやめておきますが、渡辺淳一さんの価値観がこの程度だったということは良く分かりました。
”読む人間をあまりなめないほうがいい”というのが正直な感想です。税込み1890円の本は、渡辺淳一という名前だけで売れるのでしょうけれど、もっと世の中の人が”さすがだ!"と思えるようなものを著していただきたいと思いました。