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一外交官の見た明治維新〈上〉 (岩波文庫)
 
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一外交官の見た明治維新〈上〉 (岩波文庫) [文庫]

アーネスト サトウ , Ernest Mason Satow , 坂田 精一
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

風雲急をつげる幕末・維新の政情の中で、生麦事件等の血腥い事件や条約勅許問題等の困難な紛争を身をもって体験したイギリスの青年外交官アーネスト・サトウ(1843‐1929)の回想録。二度まで実戦に参加して砲煙弾雨の中をくぐり、また攘夷の白刃にねらわれて危うく難をまぬかれたサトウの体験記は、歴史の地膚をじかに感じさせる維新史の貴重な史料。

登録情報

  • 文庫: 290ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1960/9/25)
  • ISBN-10: 4003342518
  • ISBN-13: 978-4003342510
  • 発売日: 1960/9/25
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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By 江口哲学 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
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イギリスの外交官アーネスト・サトウ(1843-1929)による、1862年9月から1869年2月に渡った日本滞在時の回想録である。本書は著者の日記から書き起こされたもので、書き漏らされていた部分は自身の記憶と母への手紙などで補われている。また、執筆時期は1885-1887と1919-1921の二期に別れている。

上巻には、日本に赴任するまでの簡単な経緯と、赴任してから1867年5月頃までのことが書かれている。18才で日本に興味を持った著者は好奇心や冒険心も旺盛で、海路よりも時間のかかる陸路で大坂から江戸に帰ったりするのであるが、そうしたことが当時の日本を子細に描写する結果に繋がっている。また、実際に会った人たちの印象をほとんど書き記しているので、徳川慶喜が貴族的な容貌をそなえていたことなどもわかる。もちろん政治的な交渉の場面も記述されていて、明治維新というものを、日本国内から第三者的視点でリアルタイムに描いた貴重な回想録となっている。
(下巻のレビューに続く)
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By @poor work トップ500レビュアー
外交官として生涯のうち3期、25年の長きに渡り日本で活躍した英国人・アーネスト・サトウ。

日本に関する多くの著作を残した彼は、ジャパノロジーの先駆者として、

また明治維新の外国人側の重要人物としても名を留める。

本書は1862(文久2)年の初来日から、1869(明治2)年に賜暇で一時帰国するまでの記録。

幕末維新の真っ只中、サトウ19歳から25歳「わが生涯で最も興味ある時期」の回想録である。

「ほぼ休まずつけていた」という日記をを元にした物であるから、

来日直後の生麦事件の衝撃や、薩摩・長州との戦争、虚々実々の政治的駆け引きなど、

疾風怒濤の時代を肌で感じるような臨場感がある。

その中で怯まず、恐れず、旺盛な好奇心とたゆまぬ向上心を持って成長してゆく青年サトウの姿も、また印象深い。

この上巻で不思議と印象に残ったのは以下の一節だった。梅屋敷へ出かけた際の一風景である。

「穏やかな日和に、梅は今を盛りと咲きにおうのである。しかし私の好みから言うと、

梅の花は曇った日に燻んだ色の杉木立を背景として、暖かい炉辺にすわりながら窓越しに眺めるのが一段とよいようだ・・・」

来日間もない19歳の青年が、淡い色彩の日本的美観を見事に切り取って見せる。

先入観も偏見もなく、本質を見抜くサトウの曇りなき慧眼をここに見る思いがした。

この数年後、日本は新たな時代へ突入してゆく。

それは日本にとっても、サトウにとっても、若葉のみずみずしく芽吹くような時期だったに違いない。

この聡明な青年は、好奇心で胸をいっぱいに広げて時代を駆け抜けたのだろう。

明治維新という奇跡的な時代。このような目撃者がいたことを感謝したい。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By lennon103 VINE™ メンバー
・ 本書は、江戸時代末期から明治維新にかけての情勢を、英国人青年外交官アーネスト・サトウが記述したもの。彼はのちに駐日公使となり、サーの称号を得ている。
・ 当時の日本人の外国人に対する反感がたびたび書かれている。英国以外も含めて多数の外交官が侍などに殺害されており、命懸けの職務だった(イラクで死亡した奥氏の場合のように、赴任地によっては今でもそうだが)ことがよくわかる。
・ 登場人物は伊藤博文、西郷隆盛、徳川慶喜など。
・ 当然ながら英国側に立った記述だが、一部は英国にとって不名誉なことも書いてあり、それなりにバランス感覚はある。また、ユーモラスな表現も所々ある。
・ 岩波書店は気が利かないというか、商売上手というか、この上巻には年表を付けていない。下巻にはあるので、そちらを参照するとわかりやすくなる。
・ 当時の日本の様子や外国人の見方を知るために一読の価値あり。但し、目的が違うのでやむを得ないとは言え、イザベラ・バード(英国人女性探検家)の『日本奥地紀行』の自然情景/文化的表現には及んでいない。なお、その『日本奥地紀行』にサトウが登場するので、そちらもお勧めする。
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ちょっと生意気な青年外交官の冷静な異文化記録
既に日本では著名な幕末一級資料であり、特に書くこともないのですが
読んでみるとその史料的価値がサトウの人柄から出ていることがよく分かります。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: nk4578
外から見た明治維新
アーネスト・サトウを始めとした列強諸国の考えていることが良く分かる。外交官と言う人たちがどのような考え方で、どのような立場で、何をしようとしているのか良くわかりま... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: Seoulguy
偏った視点
アーネスト・サトウ氏の19〜25歳頃の記録。
兼ねてから色々な史料に引用されており
興味を持って読んでみたのだが... 続きを読む
投稿日: 2009/10/14 投稿者: say
西郷隆盛や徳川慶喜と実際に会った人物
江戸から明治維新を実際に体験した、英国外交官の体験記です。
大変貴重な歴史的資料でもあります。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/25 投稿者: 勤労奉仕
幕末から明治の史料
本書は、幕末から明治を駆け抜けた英国外交官の貴重な資料である。
サトウの名前は、他の文献や坂本龍馬全集(書簡集)などにも散見される。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/6 投稿者: kan7dragon
「外部」から観た明治維新
1982年9月から1869年2月に渡り、幕末、明治維新の激動期を駆け抜けた青年イギリス外交官の回想録。薩英戦争、下関戦争、鳥羽・伏見戦争などの現場に身を置くととも... 続きを読む
投稿日: 2005/7/11 投稿者: 孟
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