10代で「お嫁さん」になったゆう子。
少女のまま時間がとまったかのような輝いた日々を送っていた。
ある日、夫・テルの体に異変が。
二人の間にガンという病気が立ちはだかる。
30代で未亡人になったゆう子は
自暴自棄になり、傷んだ心を抱えていた。
そこへ風穴を開けたのは、モンゴルの優しい風だった。
そして、大自然の中、出会った青年・ガンフー。
ゆう子は再び輝きを取り戻す。
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この本を読みながら、苦しくて悲しくて仕方なかった。
でも、なぜかどん底の気分にはならない不思議な感覚があった。
それは、ゆう子とテルが過ごした時間がとても美しく、
闘病生活でも変わらない輝きを放っていたからにほかない。
そして、モンゴルの大自然の偉大さ。
生命力にあふた草原の中でゆう子は癒されていく。
「地球という星の底ヂカラ(本文中より)」を感じさせる
自然の描写に、読者の心も癒される。
読後感が爽やかで、
毎日の小さな悩みなんて吹っ飛んでしまう。
生きるって大変!だけど、がんばろうと思える作品だ。
小さな悩みを抱えている30代、40代の女性、
これから妻を迎えようとする男性に
ぜひとも読んで欲しい。