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最後に一つだけ、他とはつながりのないまったく別の短編が入っています。
きちんとしてる。
島本さんの本を読むたびに感じることです。
この人の生活態度や人柄は作品にしっかり投影されているのではないでしょうか。
好感の持てる世界観を構築している作家です。
島本さんはこの本の登場人物たちと同年代だったと思いますが、
この年代特有のずる賢さが作品の中にまったくみられません。
むしろ不器用、だけど精一杯の思いがジーンと伝わる。
じんわり“いいなぁ”と思えます。
太っていることがコンプレックスで、
自分のような男を女の子が好きになるはずがないと思い込んでいる鉢谷君と
元気でかわいい今時の女の子の一紗ちゃんが歩み寄っていく姿を描いた
「青い夜、緑のフェンス」がかわいらしくて特に好きでした。
鉢谷君がとても素敵です。
島本さんには変に背伸びをせず、
等身大の作品を書きながら成長していってほしいです。
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