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一分間だけ (宝島社文庫)
 
 

一分間だけ (宝島社文庫) [文庫]

原田 マハ
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ファッション雑誌編集者の藍は、ある日ゴールデンリトリーバーのリラを飼うことになった。恋人と一緒に育てはじめたものの、仕事が生き甲斐の藍は、日々の忙しさに翻弄され、何を愛し何に愛されているかを次第に見失っていく……。恋人が去り、残されたリラとの生活に苦痛を感じ始めた頃、リラが癌に侵されてしまう。愛犬との闘病生活のなかで「本当に大切なもの」に気づきはじめる藍。働く女性と愛犬のリアル・ラブストーリー。
※本書は2007年4月に単行本として刊行した「一分間だけ」を文庫化したものです。

内容(「BOOK」データベースより)

ファッション雑誌編集者の藍は、ある日ゴールデンレトリバーのリラを飼うことになった。恋人の浩介と一緒に育て始めたものの、仕事が生きがいの藍はは、日々の忙しさに翻弄され、何を愛し何に愛されているかを見失っていく…。浩介が去り、残されたリラとの生活に苦痛を感じ始めた頃、リラが癌に侵されてしまう。愛犬との闘病生活のなかで、藍は「本当に大切なもの」に気づきはじめる。“働く女性”と“愛犬”のリアル・ラブストーリー。

登録情報

  • 文庫: 300ページ
  • 出版社: 宝島社 (2009/6/5)
  • ISBN-10: 479667067X
  • ISBN-13: 978-4796670678
  • 発売日: 2009/6/5
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 114,386位 (本のベストセラーを見る)
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25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
中盤ぐらいから涙が止まらなくて、止まらなくて、号泣でした。
本を読んでこんなに泣いたのは久しぶりです。

内容は…
いい仕事をすることが生き甲斐の主人公が、恋人と一緒に犬を飼いはじめたけれど
仕事に忙殺されているうちに何を愛し、何に愛されているか見失っていく、というもの。
そして、恋人と別れ、犬を一人で育てることになるのだけれど
これまで犬の世話を恋人に殆ど任せっきりだったので
普通にただ世話をするという事が大変で、苦痛を感じ始めた頃
その犬が癌であることが分かり、闘病生活を始める話。

中盤に獣医が言うセリフに胸を打たれた。
以下引用:
「誰にもわからないんですよ。延命治療をしたほうがいいかどうか、なんて。飼い主さんは、少しでも長生きしてもらいたいと一生懸命になる。でも、犬にしてみれば、長いか短いかなんて、問題じゃない。一年間でも、一分間でも、犬の時間は一緒なんです。どれだけ濃い時間を一番好きな人とともに過ごせるか。それが犬にとって、一番大切なんですよ」
「せいいっぱい、可愛がってやってください。この子にもあなたにも、後悔のなにように」

これは、きっと、「犬」だけの事じゃない。大切なことは、全て同じだと思う。
生きいれば、毎日いろんなことがある。
お腹がすけば、美味しいものが食べたいと思うし
休みの日には、どこか行ったことの無い所へ出かけたくなる。
それは、新しく出来たレストランだったり誰かの展覧会だったり、海だったり、山だったり、温泉だったり。
料理がうまくなりたいとか、もっとスタイルが良くなりたいとか、もっといい仕事をして、もっといろんな世界を見たいとか、そんな夢や希望や欲求もある。
誰かに愛されたいとか、誰かを愛したいとか
手に入れたい、と思うものは目に見え手に取れる物ばかりでなく
事象であり、経験であり、気持ちであり、時にそれは相対的な価値を持っていたり
あるいは、自分だけの絶対的な価値であったり際限が無い。
でも、
大切にしたいことは、そんな欲求の、本当に根本にあるものなんだと思う。
何かを強く思う心。何かに対してこだわる心。強く欲する気持ち。
そういうのが、価値のあることであり、例え、希望通りの場所にいけなくても
希望通りのものが手に入らなくても、一喜一憂することは無い気がする。
だから、自分の中にある、熱い気持ちや欲求に、ただ、ただ真っ直ぐに
向き合うことを大事にしたいと思った。
好きだと思う気持ちを大事にしたい。
そして大事な人のことを、ちゃんと大事にしたいと思った。
これは恋愛だけじゃなくて、友だちのことも、家族のことも、仕事のことも
そして、私の大事な、愛犬のことも同じ。
もしかしたら、この本で、作者が書きたかったことは全然別のことなのかもしれないのだけれど
なんとも心が暖かくなり、熱い涙がこぼれました。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
子供の頃、猫を飼っていた。家族だったその猫が死んだ後、ペットはもう飼っていない。あまりに悲しかったから。成人して結婚して、子供のないワタシに気軽に「犬でも飼えば?」という友人がいるが、「飼えない」のだ。都会の、動物にとって不自由極まりない中、自分の生活で手一杯のワタシには。そんな想いを代弁してくれたような作品。ペットブームの中で、ペットがいかにその人にとって大切なものか、命って何て尊いものなのかいうことを、主人公藍とリラという犬を通じて「さらり」とした文章で、「ぎくり」と感じさせる作品。原田さん特有の直観的かつリズムのある文体で、ホロリとさせながら、じっくり考えさせられもする。ペットを飼っている人はもとより、飼ってない人にもぜひ、読んでほしい作品です。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
今日買われなければ殺処分になってしまう

ゴールデンリトリーバーのリラとの出会いから

その愛するリラの死までを描いた作品。

もちろん、メインは最近の話なんだけど、

出会いの部分から泣けてくる。

その後、リラのために都心から郊外へ引っ越し、

通勤に時間がかかるようになり、

仕事にも無理がかかるようになる。

ささくれ立ちそうになる藍。

追い討ちをかけるように恋人の浩介が去っていく。

リラさえいなければ、と思う藍の気持ちが痛い。

もしリラがいなければ、仕事もバリバリできるし、

新しい恋のチャンスもあるだろうし、

「いっそ死んでくれたら、いなくなってくれれば」と

考えてしまう藍の心も良く分かる。

しかし、そのリラが病に倒れたとき、本当に自分にとって

愛すべきものは何なのか、大事なものは何なのか、悟る藍。

そしてリラのために仕事もセーブし、リラ中心の生活を始める。

この辺からもう涙がにじみます。

最後は本当に泣きそうになるくらい、

藍の気持ちが痛いくらいに伝わってきて

やばかったですね。

登場人物がちょっと優しすぎるかな?って言う感は否めません。

鬼編集長も実はいい人だったり、

編集部の面々もなんだかんだ言いながら優しい。

別れた浩介やその新しい恋人である友里もどこまでもいい人。

そこがちょっと不満って言えば不満ですが、

全体的に雰囲気が良くて、すごく読みやすかった。

そして最後に、やっぱり一人で犬を飼うのは大変だ・・・、と

思い知らされました。

飼い主の都合だけではなく

飼われる動物の身にもなってあげないと

動物を飼うことは難しいと感じました。
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最近のカスタマーレビュー
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