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一休和尚大全〈上〉 単行本 – 2008/3


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

少年期から最晩年の八十歳代まで、酒と女色と男色と風狂と詩作に淫し、愛欲と憤怒の炎に包まれて戦乱の時代を駆け抜けた、一代の傑僧にして稀有な詩僧、一休宗純の作品と思想と生涯の全貌が、分かりやすい訓読と現代文訳で、初めてすべての人のものに。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

石井/恭二
1928年、東京生。1957年に現代思潮社を創業。埴谷雄高、吉本隆明、澁澤龍彦、さらにサド、バタイユ、ブランショ、デリダなどの著作を先駆的に刊行し、一時代を画す。現在、現代思潮社顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 402ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2008/03)
  • ISBN-10: 4309230814
  • ISBN-13: 978-4309230818
  • 発売日: 2008/03
  • 商品パッケージの寸法: 21.4 x 15.6 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 年中中年 投稿日 2011/1/21
形式: 単行本
無学な私には難解な漢詩を、少しわかりやすくしていただくのは非常にありがたい。
ましてや、特に興味深い一休和尚が残したものについてであるから、感謝を致します。
けれども、そのつなぎの文章や資料が硬い堅い固い難い。
こうなると、いくらいい肉を使っていても、ハンバーグではなく、革靴になります。
必ずしも柔らかでジューシーなものが良いとは言いませんが、もう少し柔らかいものを期待していました。

とはいいながら、なんやかんやとありがたく読ませてただいております。合掌。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 保武佳吾 トップ500レビュアー 投稿日 2008/4/14
形式: 単行本
 一休和尚の名前と人柄のおおよそを知らない人はない。
本書は「大全」のとおり、一休和尚の生涯に作られた漢詩集『狂雲集』のすべてを訓読で書き下し、現代語訳している。ほとんどが七言絶句で、狂雲とは一休の号である。
 この傑僧の愛欲と時代への憤りに貫かれた八十八年の生涯を、これらの作品を通観することで完璧に知悉することができる。なまはんかな解説や小説では一休宗純を捉えることができないものを、実像実作に近い本書で具体的に理解することができる。

一編だけ実例を挙げておこう。
    辞世の詩             辞世の詩 
 十年、花下に、芳盟を理む、     長らく花の下に詩情を理めてきた、 
 一段の風流、無限の情。       私の一生涯の風流は、無限の情の中にある。
 別れを惜しむ、枕頭、児女の膝、   枕辺に侍する女の膝に別れを惜しむ、  
 夜深く、雲雨、三生を約す。     夜更けの交情を、生まれ替わっても誓う。

 この辞世に象徴されているように、仏門の求道者の自分を詠んでいるかと思えば、女色に耽溺する自己を詠むといったように「風狂」の生涯であった。
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