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一休和尚大全〈上〉 単行本 – 2008/3

5つ星のうち 4.3 3件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

堕落腐敗した寺院仏教、頽廃を極める大衆、飢餓や疫病が蔓延する時代に向けて、婬坊酒肆のデカダンスに身を投じながら絶望と憂愁の思いを叩きつけた輝かしい作品群を伸びやかな現代文訳で! --このテキストは、単行本版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

少年期から最晩年の八十歳代まで、酒と女色と男色と風狂と詩作に淫し、愛欲と憤怒の炎に包まれて戦乱の時代を駆け抜けた、一代の傑僧にして稀有な詩僧、一休宗純の作品と思想と生涯の全貌が、分かりやすい訓読と現代文訳で、初めてすべての人のものに。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 単行本: 402ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2008/03)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4309230814
  • ISBN-13: 978-4309230818
  • 発売日: 2008/03
  • 商品パッケージの寸法: 21.4 x 15.6 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3 3件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 308,613位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

投稿者 保武佳吾 トップ500レビュアー 投稿日 2008/4/14
形式: 単行本
 一休和尚の名前と人柄のおおよそを知らない人はない。
本書は「大全」のとおり、一休和尚の生涯に作られた漢詩集『狂雲集』のすべてを訓読で書き下し、現代語訳している。ほとんどが七言絶句で、狂雲とは一休の号である。
 この傑僧の愛欲と時代への憤りに貫かれた八十八年の生涯を、これらの作品を通観することで完璧に知悉することができる。なまはんかな解説や小説では一休宗純を捉えることができないものを、実像実作に近い本書で具体的に理解することができる。

一編だけ実例を挙げておこう。
    辞世の詩             辞世の詩 
 十年、花下に、芳盟を理む、     長らく花の下に詩情を理めてきた、 
 一段の風流、無限の情。       私の一生涯の風流は、無限の情の中にある。
 別れを惜しむ、枕頭、児女の膝、   枕辺に侍する女の膝に別れを惜しむ、  
 夜深く、雲雨、三生を約す。     夜更けの交情を、生まれ替わっても誓う。

 この辞世に象徴されているように、仏門の求道者の自分を詠んでいるかと思えば、女色に耽溺する自己を詠むといったように「風狂」の生涯であった。
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投稿者 保武佳吾 トップ500レビュアー 投稿日 2008/4/14
形式: 単行本
一休和尚の名前と人柄のおおよそを知らない人はない。
本書は「大全」のとおり、一休和尚の生涯に作られた漢詩集『狂雲集』のすべてを訓読で書き下し、現代語訳している。ほとんどが七言絶句で、狂雲とは一休の号である。
 この傑僧の愛欲と時代への憤りに貫かれた八十八年の生涯を、これらの作品を通観することで完璧に知悉することができる。なまはんかな解説や小説では一休宗純を捉えることができないものを、実像実作に近い本書で具体的に理解することができる。

一編だけ実例を挙げておこう。
    辞世の詩             辞世の詩 
 十年、花下に、芳盟を理む、     長らく花の下に詩情を理めてきた、 
 一段の風流、無限の情。       私の一生涯の風流は、無限の情の中にある。
 別れを惜しむ、枕頭、児女の膝、   枕辺に侍する女の膝に別れを惜しむ、  
 夜深く、雲雨、三生を約す。     夜更けの交情を、生まれ替わっても誓う。

 この辞世に象徴されているように、仏門の求道者の自分を詠んでいるかと思えば、女色に耽溺する自己を詠むといったように「風狂」の生涯であった。
この逸物、異端僧の実相に伸びやかな現代文で肉迫した待望の一冊。畢生の大書である。
 
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投稿者 年中中年 投稿日 2011/1/21
形式: 単行本
無学な私には難解な漢詩を、少しわかりやすくしていただくのは非常にありがたい。
ましてや、特に興味深い一休和尚が残したものについてであるから、感謝を致します。
けれども、そのつなぎの文章や資料が硬い堅い固い難い。
こうなると、いくらいい肉を使っていても、ハンバーグではなく、革靴になります。
必ずしも柔らかでジューシーなものが良いとは言いませんが、もう少し柔らかいものを期待していました。

とはいいながら、なんやかんやとありがたく読ませてただいております。合掌。
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