登録情報
|
この商品につけられているタグ(詳細)タグをクリックすると、タグがつけられた商品、タグをつけた人が表示されます。※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
進化がこのまま進んでいくと、人類にとって一体どのような未来が待っているのであろうか。 今の世の中を見ていると、どこか空恐ろしい気がしてくる。,
By
レビュー対象商品: 一万年の進化爆発 文明が進化を加速した (単行本)
本書の主張は、本来数百万年かかって進化していく現象が、人類についてはここ1万年ほど前に農耕が始まって以来急激に変異をしているというものである。そのきっかけは農業への適応である。本来、良質のたんぱく質や鉄分が少なく、糖質が多い食事は、人類には適したものではなかった。それに、人類が適応したというのである。 その証拠に、農業をまったく行っていなかったオーストラリア先住民やアメリカ先住民には、'U型糖尿病の罹患率が高いという。 また、頭蓋骨はわずか過去1000年の間に15パーセントも高くなっているという。 さらに、ヨーロッパの乳糖耐性は牛の乳を飲むようになってから身についたものだし、青い目の遺伝もバルト海近辺にその起源がある。 メキシコ人のほとんどが父方がスペイン人で母方がインディオであるが、現地人のほとんどが旧大陸からの病原菌に耐えられなかったことに起因するという。 アシュケナージ系ユダヤ人の知能の高さも、環境適応の結果であるともいう。 このような、急速な変化がなぜ起こるのかについては、わずか一組の変化でも1000年もあれば、10パーセントの割合になるということから説明できる。 遺伝と進化を混同しているような気もするが、環境への適合が進化を促進するという議論はわかりやすい。 進化がこのまま進んでいくと、人類にとって一体どのような未来が待っているのであろうか。 今の世の中を見ていると、どこか空恐ろしい気がしてくる。
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大胆かつ冷静、最新遺伝学に基づく仮説。よくぞこのテーマで、感嘆の一冊です,
By
レビュー対象商品: 一万年の進化爆発 文明が進化を加速した (単行本)
相当大胆、勇気(?)がいる仮説、でも何となくそうなのではないかと人々が感じていた一万年(中核はこの三千年の話です)の人類のテーマを単刀直入に論じてくれます。少しセンセーショナルな言い方もありますが、素晴らしい著書です。構成は1章、遺伝的変化はそれほど長時間かかるものでないこと。犬や家畜、作物・昆虫の例など例示。それは人為的なもので自然(人間も自然ですから定義の問題ではあるでしょうが)とは少し違うのではとか、ミツバチが擬態した花めがけて交尾、結果受粉とかそこまで言い切って良いのか等乱暴だなと思う展開。これは読み進むうちに誤解?が解けます。著者は手法はともかく進化は常に生じており、スピードは早いこと、少数の変異が短期間に集団内に拡散定着することが言いたかったのです。これを最新遺伝子化学、確率論から解説。 2章、現世人類にネアンデルタール人の遺伝子が組み込まれている可能性が高いこと、それには意味があったこと、その事実を認めたくないからと言って忌避するのは誤りであること。(つい先日ネアンデルタール人のDNAが北欧州人中心に残っていることが判明しました、知る人ぞ知る事実だったのでしょう。また、これは多分、後段のアシュケナージ系ユダヤ人に関する章への伏線でもあるのでしょう。) 3章ー4章で狩猟採集型と農耕定着型文化について。農耕が意外に遺伝的に病気に対する抵抗力を低下させた、体格も弱くなった、乳糖能力減退、人口集中など両文化のプラスマイナス(これも定義の問題)等々。 5章−6章で、文明の興亡、民族移動、戦争、征服、航海など、歴史に残る近世以降でも極めて少ない遺伝形質、突然変異と個体数でも環境(自然環境だけでなく)優位性、有利性があれば、かつ適当な隔離状態があればかなりのスピードで個体群、民族に支配的となることなど例示。(日本人男性の1/3以上は1万年くらい前の中国南部の男性の突然変異、お酒に弱い形質を引き継いでいる、つまりその一人の男性の子孫?という話を聞いた事がありますが、仮にそうであっても全くおかしくない訳ですね) 7章ーそこでいよいよ、ここまでの議論、論旨展開を明らかに踏まえた上で、アシュケナージ系ユダヤ人の知能の高さについて。ここは多分、そうだよなーという漠然としたイメージ、でも何となく本当でも公の場でここまで明確に立証、学者でも普通は回避するのではと思うテーマです(ノーベル賞選考委員会向きの話題ではなさそうです)。 確かに現代金融経済、近代科学という世界環境においては「適性がある、優位性がある」と感じざるを得ないのも事実(レビューワーも彼ら彼女等とのビジネス経験から、「これは勝てん」は実感です)。スポーツや運動能力、走行力や体格が価値基準の世界でしたら別な話ですが。文句なしに最新、ベストな著書の一冊です。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
疑問だらけ,
By 歴史ファン (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 一万年の進化爆発 文明が進化を加速した (単行本)
仮説のオンパレードで納得できる本ではなかった。〜だろう、〜かもしれない、が多すぎる。最新の研究でこういう結果が得られている、という論法も散見されるが、最新の研究結果というのはその後しばしば覆されるものであって、はたしてどこまで信用できるものか疑問だ。例えば、現代人にネアンデルタール人が混血しているという仮説は、ほとんど旧石器時代後期の文化の爆発が、ヨーロッパで新人とネアンデルタール人が共生していた時期に起きたということだけを根拠としており、全然論証できていない。根拠となる最新の研究結果を示唆しているが、前述のようにどこまで信用していいか怪しい。ネアンデルタール人の遺伝子配列が分かっていないのに証明できるのかな?ネアンデルタール人が文化的に優れていたという事実もない。なお、ネアンデルタール人との混血を否定している本としては:「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」 (ハヤカワ新書juice)著 帯刀益夫。 最終章のアシュケナージ系ユダヤ人の知能の高さはどから来ているか?は概ね無理なく論証できていると思うが、肝心の遺伝的相関を示す散布図(p.251)の縦軸横軸の説明が何もない。科学書としてあるまじき不具合で本として信用できなくなる。 あと、字数の割に高価。厚さは並だがページ上下の余白が広くて字も大きい。 まともな出版社から出ているし、新聞の書評にも載っていたのでトンデモ本じゃないと思いたいが。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|