アルバム_Volta_で久々にはじけるビョークを聴いてライヴを楽しみにし、武道館ライヴ後は「DVDが出たら絶対に買おう」と思っていたのだが、度々発売が延期されようやく手にできた待望のセット。
Disc 1はオリンピック・スタジオでのライヴ録音CDで、Disc 2はパリとレイキャビクでのライヴのDVD。
Disc 1も悪くないが、やはりパリ・ライヴが、基本的に武道館ライヴと同じ流れで、武道館では遠くから見るしかなかったライヴを間近で見ている気になれて嬉しい。(但し、2008年2月の武道館ライヴはチベット騒動前で、当時はコソヴォの独立を各国が承認するか否かが話題になっていたため、“Declare Independence”の際にはビョークが“Kosovo! Kosovo!”と叫んでいたが、このパリ・ライヴでは会場で配られたというチベットの旗を観客が掲げるところが異なっている。)
レイキャビクの教会でのこぢんまりとしたライヴは、控えめな伴奏や合唱団を従えたいかにも教会の雰囲気に合ったライヴで、ブラス・バンドの女性たちもまじめで上品なお嬢さんたちといった感じであり、まったく異なるビョークのライヴを味わえる。(ただ、3曲目だけ日本語訳詞が割愛されているが、この歌だけ英語ではないのだから、これこそ割愛しないでほしかった。)
Disc 3は、_Volta_収録曲のミュージック・クリップ集やそのメイキング・ヴィデオ、“Innocence”を題材にしたヴィデオ・コンテストの上位入賞者の作品集となっている。様々な人がどのようにイメージを膨らませ映像化しているか見比べるのは興味深い。Disc 4はリミックス集。シングル・ボックス等で既出の物も多いが、“Innocence”のグレアム・シンデン・リミックス、“Declare Independence”のブラック・パス・リミックスなどは初出らしい。