リード・ヴォーカルのルー・グラムが脳腫瘍から奇跡の復活をしたことは最近知ったのだが、このベストは彼のボーカルがまだ冴えまくっていた頃の作品群である。
初期の最高傑作のひとつ、コーラスがいかにも70年代っぽいFeel like the first time. アクの強いR&B風の曲であるCold as ice.ライブで盛り上がりそうなHot blooded. 売れ線狙いのDouble vision.日本人の好みそうなメロディーラインのHead games.ちなみにこの曲の収録された同名のアルバムは、ジャケットがレイプを 連想させるとして当時、物議を醸した。イントロが絶妙な”Urgent”は当時のシンセ・テクノロジーの粋を集めて作られたような曲だ。このあたりの曲は世界的に有名なマット・ラングのプロデュースによる。美しいバラード曲、Waiting for a girl like youは意外にもフォリナー初の全米No.1らしい。シンガソングライターとしてのミック・ジョーンズの真骨頂といえるI wanna know,,,は、ルーとゴスペルとのヴォーカルのかけあいが感動的である。この当時、ハードロックバンドがゴスペル風のコーラスを取り入れるのはかなり斬新だった。このあたりまでがセールス的にもフォリナーの全盛期か。
昔よくフォリナーを聞いていた私としては、今活躍中のバンドがけっこうフォリナーの影響を受けていたりして面白いと思う。温故知新の一枚です。