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ジャズピアニストだったセルジオ・メンデスがボサノバの潮流に
加わり、やがて独自のポップス(ソフトロック路線)を構築する。
セルジオ・メンデス&ボサ・リオ・セクステットまでの流れである。
セルジオ・メンデス&ブラジル'66に至っては、ほぼその流れが
完成形に近づいており、ラリー・ホールのヴォーカルが生かされ
充実した完成度の高い女性ヴォーカルポップユニットに成長した。
そのセルジオ・メンデス&ブラジル'66から15曲、その後結成
(1971年)したセルジオ・メンデス&ブラジル'77から1曲を
ピックアップして作られたのが本作である。
ジョルジ・ベンの有名曲「マシュ・ケ・ナダ」に始まり、アントニオ
アドルフォやアントニオ・カルロス・ジョビン、ドリヴァル・カイミ
の長男のドリヴァル・テトラス・カイミといったブラジル勢の曲。
サイモン&ガーファンクルやビートルズといったポップ/ロック勢、
更にはバート・バカラックやミシェル・ルグランといったイージー・
リスニングの曲まで幅広い曲を網羅した本作は、陳腐な表現だが、
正に音の玉手箱といった装い。
これだけのジャンルの曲を薬籠中のものとしてしまうアレンジ術は
驚愕の一言に尽きる。セルジオ・メンデスが単なるポップス専門の
アーティストではなく、ポップスをやっているだけで、音楽に深い
造詣のあるアーティストであることが分かる。
今聴きかえしても、とても60年代後半の作品とは思えない程新鮮。
モダンポップカルチャーの再燃とともに、むしろ新しい音といえる。
そんな気さえする珠玉の1枚。どうぞお聴きになってみてください。
今聴いても60年代後半の作品とは思えないほど新鮮です。
モダンポップカルチャーの再燃とともに、
むしろ新しい音といえるかもしれないです。
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