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ヴェイユの言葉 (大人の本棚)
 
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ヴェイユの言葉 (大人の本棚) [単行本]

S・ヴェイユ , 冨原 眞弓
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,730 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

既存の価値を喪失し、混迷のさなかにあった1930‐40年代のヨーロッパ。工場で、戦場で、また亡命の地で、のちに『抑圧と自由』や『神を待ちのぞむ』、『根を持つこと』、さらに『カイエ』に至る一連の著作として発表され、人々を瞠目させることになる数々の文章が記された。政治記事や革命組織の機関誌への寄稿、書簡、そして私的な雑記帳…そこには、シモーヌ・ヴェイユの日々の思索のあとが克明にとどめられている。いま、ここにある人間の悲惨の中に身をおき、他者の不幸をわが身の肉と魂の中に受けとめて熟成された思想は、どのような道筋をたどって深化していったのか。自己と他者、神、悪と不幸、力と社会、そして美と正義―断章と珠玉の詩を5つの諸相のもとに編み、ヴェイユ思想の展開を追う。

内容(「MARC」データベースより)

日々の思索と、その思索と分かちがたく結びついた実践をとおしてみずからの思想を熟成させたシモーヌ・ヴェイユ。ヴェイユの残した断章を5つのカテゴリに分類し、その思想の輪郭をたどる一冊。

登録情報

  • 単行本: 293ページ
  • 出版社: みすず書房 (2003/11/26)
  • ISBN-10: 4622080435
  • ISBN-13: 978-4622080435
  • 発売日: 2003/11/26
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 295,425位 (本のベストセラーを見る)
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By mayuan
形式:単行本
この本に収録されているシモーヌの一語一語は、詩のような純粋さをもって、彼女が追い求めた人生というものを私たちに問いかけてくる。
シモーヌの思索のうち、どの側面を興味深いと感じるかは人それぞれであろうが、私は、この本で言う「力と社会」の部分にもっとも感銘を受けた。労働者である自分自身と、また労働者として徹しきれない自分について考えるとき、シモーヌのような勇気と覚悟は鮮烈な言葉となって突き刺さってきた。
このシンプルなタイトルも、シモーヌの遺稿の価値を最も言い表している。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
鮮烈な言葉 2008/11/20
形式:単行本
 私にとってヴェイユは哲学者というよりも、内的な必然性から思考を発展させた人という印象が強く、親しみがもてます。
 その必然性とは、「弱者への同情」であり、スクールメイトに対しても弱者への共感を示さない人に対しては口を極めて非難する一面があったそうです。
 ある種極端な性格の持ち主だったのかもしれませんが、口だけではなく自ら望んで労働者階級に身を投じたり、反戦主義者でありながら悲惨な戦場を知る為志願兵となったり、誰もが逃れられない「この世の苦」がどんなものかを体で知ろうとした人だと思います。

 それでいてイデオロギーや宗教的ドグマに対しては醒めた一線を引くのですが、比類のないヴェイユの感性と論理性は、「神」「不幸」「恩寵」などといった本質的なテーマに思考をめぐらさせずにはおかない。やがて疑問視していた人格的な宗教的体験をするのですが、そうした彼女の体験と思考からあふれ出た言葉が本書に掲載されています。
 「何のために生きる(苦しむ)?」という疑問は人類がある以上つきまとう問題ですが、身体でその疑問にぶつかっていった人はマレだと思います。

 余談ですが、 ヴェイユは身体的不調に悩まされた時、詩人ジョージ・ハーバートの「愛」という詩を唱えて苦痛を紛らわしたそうですが、その詩も絶品で、苦痛に何か意味があるのではないかと思わされるものです。本書には載っていませんがネットで検索できる短い詩なのでぜひ一読されたいと思います。
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