オルデンベルグ探偵事務所に勤めるジークベルトが、人狼の子どもエルを連れて事件に挑むストーリー。
ヴェアヴォルフ‐人狼‐という題名のあたりでわかると思いますが、この作品は種族というファンタジー要素がかなり詰め込まれています。なので、完全なミステリィといえるかは微妙ですが、でもその要素が普通のミステリィとはまた違った味でおもしろい!
ミステリィらしくちゃんと最初のほうから真実に繋がるものが散りばめられていますし、事件の性質を見極めるにあたって人族とは違う捉え方をしているのが魅力です。
わたしはあまりミステリィを読まないので評価の基準はよくわかりませんが、ファンタジー要素が深く入り込んで謎めいている割にはスッキリと纏まっていて、とてもおもしろかったです。
わたしのようにミステリィは小難しそうで苦手だなあと感じているひとも楽しんで読めるかと。
でも、登場人物が多くそれぞれの役目がある割には、キーとなる人物以外に深く追求されることはあまりないので、そのへあたりがもうちょっと欲しいですかね。
なのでぜひ! シリーズ化を希望します!
せっかく独特の世界とこれだけの登場人物がいるのだから、これからもジークたちが事件解決を続けていってくれればきっとハマれそう。
ジョンにも出てきて欲しいし、ジークとエルにまた会いたいです。