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ヴィークルエンド (電撃文庫) 文庫 – 2010/7/10

7件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『ヴィークル』、それは自分自身を『乗り物』のように知覚させる違法の『サプリ』。それを用いて行うゲームが“ヴィークルレース”―生まれてくるすべての子供が先天的な“欠陥”を持ち、『サプリ』と呼ばれる補助剤の助けがなければ感情を制御できなくなった近未来。仲間とともに“ヴィークルレース”に興じる少年、羽鳥カナミは、ある夜、不思議な少女と出会う。少女の名前は出雲ミクニ―“新世代”と称される歌姫との邂逅は、羽鳥になにをもたらすのか。レースの先に待ち受けるのは、栄光の未来かそれとも―うえお久光が贈る青春爆走劇。

登録情報

  • 文庫: 353ページ
  • 出版社: アスキーメディアワークス (2010/7/10)
  • ISBN-10: 4048686550
  • ISBN-13: 978-4048686556
  • 発売日: 2010/7/10
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 473,060位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

5つ星のうち 3.7

最も参考になったカスタマーレビュー

29 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 かぼちゃ 投稿日 2010/7/12
形式: 文庫
ラノベでありながら量子力学を取り入れ、グレッグ・イーガンやアルフレッド・ベスターを彷彿とさせる壮大なスケールのセンス・オブ・ワンダーを描いて見せた『紫色のクオリア』でSFファンの注目を一気に集めたうえお久光。
その新作はレースものということで、クオリアのようなとんでもないSFではないのか……と少々不安でしたが、読んでみるとそんなものはどこへやら。
クオリアとはまた違った形で、SFの可能性を切り拓いてみせたような気がします。
自分を乗り物だと知覚させて行うレース、どことなく山風の小説に出てくる忍者っぽい共感覚異常、『マルドゥック・スクランブル』を彷彿とさせるサイバーパンク文体。ライトノベルとしてここまで「異形」なものは少ないと思います。
しかし、決してマニアックな「閉じられた」小説ではありません。アンダーグラウンドなレースを社会に認知させようと努力する主人公達のひたむきさや自身の障害と向き合って本当の自己を発見し「共生社会」への第一歩を踏み出す終盤はSFになじみがなくても胸が熱くなること必至。
明らかに現代に捧げられた小説でありながら、手触りはまだ未来に希望があったころの英米のジュブナイルSFに近いです。『夏への扉』や『星ねずみ』を読んで心を弾ませた記憶がある読者は再びこの作品に未来を感じることでしょう。
荒削りながらもなにやら異様に迸るエネルギーを感じるあたりが、初期の村上龍の小説ととても似ています。
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投稿者 erin 投稿日 2015/6/28
形式: 文庫
とてもおもしろいんだけれど
悪魔のミカタやシフトとテーマが同じすぎる

ファンとしては「その先」が読みたい
「その先」が書けないから続刊ではなく新作、
最近は新作すら出ない状態なんだろうけど
引き込む文章力はほんと素晴らしいので
再起を期待したいところ・・
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17 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ザブ郎 投稿日 2010/7/12
形式: 文庫
あらすじ:ちょっと未来の少年少女がビルを屋根を電信柱を突ッ走るサイバーパンク・レースノベル

 超面白かったです。さすがのうえお久光。
 『紫色のクオリア』のときもそうでしたが、『ヴィークルエンド』も一巻完結型の無駄のない芸術作品みたいなできばえでした。
 感情を『熱』としてしか知覚できない少年が感情や感覚を制御するサプリ(旧時代のドラッグに類似)を使ってレースする話。
 もうどんな話かってうえお久光の話としかいえない。圧倒的なセンス。

 自分の身体を乗り物として知覚するクスリを飲んでアクセル踏み込んで夜の街を疾走する少年少女。
 『自分』を『操縦』しちゃいます。ギア変えると心拍数上がっちゃいます。
 すごくサイバー。胸が熱くなります。
 主人公の羽鳥も頭よかったり変態だったりして飽きないし
 チームメンバーも全員個性があっていいです。
 感情とは? 新世代とは?
 レースだけじゃない人間そのものについての羽鳥やミクニの考え方もおもしろい。
 あっという間に駆け抜けて読み終わってしまいました。

 いくつか続編をにおわせる伏線も残ってますので期待したいですが、これ一巻でも綺麗にまとまってるのでオススメです。
 『
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10 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 くまくま 投稿日 2010/7/11
形式: 文庫
 生まれてくる子供たちが感情を制御できない先天的特質を備えるようになって20年ほどが過ぎた。子供たちは自分で適合サプリと呼ばれる薬を調合しし、それを服用することで感情を制御する。
 サプリとは脳内麻薬を調整する薬だ。つまり、実質的に麻薬に等しい。このような環境は、彼らをして様々なサプリを調合せしめる状況を作り出した。単にトリップするための調合をする者もいれば、そうではない者もいる。後者の例がヴィークルと呼ばれるサプリだ。これを飲むことにより、適合者は自分の体を完全にマニュアルで精密操作することが出来るようになる。この適合者たちがは、ヴィークルライダーと呼ばれた。

 高校生の羽鳥哉視はヴィークルを用いたレースを行うライダーの一人だ。猿渡十弥、十条竹見、入洞清香、雪村勇士、隠霧をチームの仲間としてレースにデビューした彼は、レースの最中に一人のアーティスト、出雲ミクニと出会う。彼女は、自分の歌を歌うために、他の全てを切り捨ててしまっているような人間だった。
 あくまで非合法なヴィークルをメジャーな存在にするため、かつての恋人である土葵川徳子を影のスポンサーとして活動する哉視は、表のスポンサーとして、ミクニの知名度を利用したいと思うのだが、何故か彼女に嫌悪感を抱いてしまい、上手く接することが出来ない。彼の感じるイライラの原因は何なのか。
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