近未来的なお話なのですが・・・暗い!
今の日本だって十分どよんとした雰囲気かもしれませんが、これはもっともっとです。なにこの重苦しさ!と辛くなりますがご安心を!ちゃんと救いもあります。
主人公のヤンはがんばりやさんで妹を可愛がる優しい男の子。妹のナコとのやり取りがかわいらしいです。親友のゴドとの友情や、頼もしい先輩のタニさんやユイさんとの出会い。暗いシーンの方がページ数的に多いので、これらがなおいっそう輝いて見えてきます。ああ、そういうのって大事だよね。何気ないそういうのがあとですごく大事な思い出になったりするんだよね、って。
「ああ、どうなるんだろう。こんなにがんばっているのだからきっといいことあるよね!ね!」とハラハラしながら読みました。
大きなものに巻き込まれてどうしようもない感じがコワイです。
でも次の巻がすごく気になる。暗いんだけど、たしかに暗い話なんだけど「もういいや」って途中でやめようとは思えない妙な魅力のあるお話です。
でも小学校低学年だと泣いちゃうかなー?高学年以上にお勧め!です