著者である7才の少年トムが、アパッチ族の古老グランドファーザーのもとで、古来の道に従い成長する姿や学んだ事が書かれています。全編が美しさと真理と教えに満ちていますが、毎日をなんとなく過ごしているという方には大変ショッキングな内容だと思います。自分が今まで生きていなかったことに気づかされることと思います。
少年トムがさまざまな悟りの階段を一歩一歩登り、巷では霊的能力といわれている神秘的能力を原野の厳かな雰囲気の中で獲得していく一連の物語は、まるで崇高な織物を紡ぎあげていくような静けさに満ちた美しく素晴らしい世界へと導いてくれます。
この古来の道と現代文明が共存できるのか、もし共存できなければ人類と地球はどうなってしまうのかは各自で答えを出すことになると思います。決して大げさでなく、この本に人生のすべてが入っていると感じました。もっと若い中学生の頃に読みたかった。そして、すべての人に読んでほしいと思う一冊でした。