アリス物語でハンプティ・ダンプティは
「7歳で止めておきなさい〜一人じゃ無理だけど、
二人でならできるさ。適当な手助けがあれば…」
と言うのですが、7歳で歳を止めるには「死」以外に
キャロルのとったような「物語の中で、写真の被写体として、
永遠にその世界の中で7歳」という設定も可能だ。
「二人でならできるさ。適当な手助けがあれば…」
というのは当時、プロ顔負けの写真術を持っいて
「不思議の国のアリス」で成功したキャロル自身の
(文と写真に残す)手助けとも受け取れる。
この写真集はキャロルの文章以外での、永遠の「少女」
封じ込めの集大成です。
最後のほうには少女のヌードの写真が出てきます。
死体のようなポーズをとらせて「死=永遠の少女」
「写真=永遠の少女」のダブルイメージで表現している
のでしょうか!?
この本は「全て少女の写真」という構成ではありません。
「キャロルと写真」「ヴィクトリア期の思想」などの文章、
少女以外(家族や友人)の写真なども含まれています。
当時の髪型や衣装などに興味がある方にもお薦めです。