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ヴァンパイア
 
 
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ヴァンパイア [単行本]

岩井 俊二
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

惹かれあう孤独な魂たち。この世の果ての恋物語ーー。鬼才・岩井俊二が脚本・監督・音楽・撮影・編集・プロデュースを務める映画の原作!

「死ぬなら君の血をくれないか」
「僕はヴァンパイアなんだよ」
学校では自殺を考える生徒を説得する誠実な教師を演じながら、プライベートでは自殺サイトに接触し、若い女性の自殺を幇助する代わりに、血を飲ませてもらっていたサイモン。自殺志願者の間では有名な存在で恐れられているが、せっかく飲んだ血は吐いてしまうし、他の殺人犯が女性を狩る姿を見てパニックになる、気の弱い男でもある。ある日、血を抜かれた若い女性の遺体が相次いで発見された。“ヴァンパイア"と呼ばれる連続殺人犯が世を賑わす中、サイモンは、新たな女性との出会いを求めようとする……。
孤高なる美意識と世界観で読者を魅了し救済する、岩井ワールド炸裂の恋物語!

内容(「BOOK」データベースより)

血を抜かれた若い女性の遺体が相次いで発見され、“ヴァンパイア”と呼ばれる連続殺人犯が世間を騒がせる。犯人はアルツハイマーの母の面倒を見る善良な高校教師、サイモン・ウィリアムズ。被害者の女性は皆、自殺志願者であった。血に取り憑かれた男と犠牲者たちとの数奇な共犯関係の絆。彼らは人知れぬ場所で儚くも希有な愛を育んでゆく。孤高なる美意識と世界観で読者を魅了する岩井ワールド。エーテリアルな愛の物語。

登録情報

  • 単行本: 210ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2012/8/24)
  • ISBN-10: 4344022300
  • ISBN-13: 978-4344022300
  • 発売日: 2012/8/24
  • 商品パッケージの寸法: 20 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 386,203位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 人間的&人間失格的 2012/10/15
近所でこの映画を上映していないので、まず小説を読んでみました。

『ユリイカ』のインタビューで本人も触れていましたが、
岩井版『人間失格』とでも言える作品です。

内省的な主人公が自分なりの処世術を身につけようとする様は、
行為自体は明らかに異常なものですが、
そこに至るまでの悩みや葛藤は生々しいほど人間的で、
「ああ、これは自分のことだな」とか、
「もし自分にも吸血趣向があれば同じようなことをしていたな」と、
ちょっと危ない共感をしてしまうようなストーリーです。

ただ岩井俊二らしいファンタジックな雰囲気でもあり、
(ファンタジックと言っても『ルナティック・ラブ』のような雰囲気のことですが)
太宰治の『人間失格』ほど読後にもたれてしまうこともないので、
まさに岩井映画を観るような感覚で読める作品だと思います。

追記:栞紐の血のような赤色が印象的です。
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