気になる不一致が二つあった。
まず一つ目は、挿絵の絵柄と物語が合っていないこと。
成人している女性キャラクターがローティーンに見える。
一つ目の不一致は大した問題ではないかもしれない。
二つ目は、
・戦争を便利な記号として登場させたところ
・世界政府を含め、芸術の持つ魔力を誰もが強い程度で肯定しているところ
・考証される必要のない(考証することが野暮になってしまう)ギミックの数々
こういうところが極めてライトノベル的なのに反して、
(たとえ写真を文字に起こしたような描写だったとしても)物語の舞台が資料を元にした写実的な現実であること。
この不一致が、多分ライトノベルの出版社には珍しい才能として映り、
私には受け入れられないミスマッチになったのではないかと思います。
私はライトノベルが読みたかったんです。
低予算ハリウッド映画を今風な挿絵をつけてノベライズしたものでは決して無いのです。