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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生者、死者、ヴァムピール,
By 九月 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ヴァムピール(2) (アフタヌーンKC) (コミック)
一瞬死に、生き返った高校生・伶はそれ以来、霊などが見えるようになった。 彼の体を狙うヴァムピール「男爵」や 魔女を宿すかつて死んだ少女・笙と関わり、 彼の日常は変わっていく。。 今回は、笙の元同級生で臨床心理士の笛吹が 離婚調停中の夫婦に関わり、まきこまれるお話と 男爵が伶をそそのかし、「同化」しようとするお話が 途中まで収録されています。 1巻で登場した笙の同級生笛吹も主要登場人物の一人のようで 今回のお話でも、重要な役割を果たしています。 伶のほうが登場少なめ。 後半のお話では、だんだん普通の人間との差に悩む伶と それにつけこみ、彼の体を狙う男爵が描かれていて、 この先はまた伶の登場も増えそうです。 読み応えのあるお話でした。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人の心の闇,
レビュー対象商品: ヴァムピール(2) (アフタヌーンKC) (コミック)
2巻は冒頭から、一人前(?)の臨床心理士となった笛吹が相談を受けた人のお話から始まります。現在、臨床心理士は民間資格ですが、『ヴァムピール』は国家資格となった架空近未来世界で描かれています。笛吹が相談を受けた高倉は、現在離婚調停中。高倉が結婚した女性は、会社の常務のすすめで見合い結婚。可憐で美しく、趣味はパッチワークという世間ズレしていないお嬢様に惹かれ結婚したものの、結婚後妻は、家の中では、夫の話にもつきあわず、ひたすらパッチワークをしているのだが、手を動かしながら夫の動向を探るというストーカーだった。さらに、高倉の出張先まで密かについて行き、視線に気づいた高倉が目を向けた先には妻らしきの女性の後姿。だんだん妻を不気味に感じる高倉。 1年目の結婚記念日に帰宅すると、妻がケーキを差し出すが、薄気味悪さしか感じない高倉は、ケーキに目もくれず浴室へ。翌日出勤した高倉に、妻が弁当を届けるが、ご飯を針山に見立て待ち針が刺さっていた! 結婚を後悔した高倉は、同僚女性の山崎緑に愚痴を話す内に不倫関係に。 離婚調停で久しぶりに妻の姿を見た瞬間、高倉は衝動的にパイプ椅子をつかんで妻を殴ろうとしたところを笛吹が取り押さえる。しかし、この暴力こそ、妻が望んでいたものだった。 高倉の妻は、苦労してそれを乗り越えなければならないという思いにとりつかれており、夫を一個の人格としてみることができない女性だった。だから、邪魔をした笛吹の自宅に放火したり、笛吹を電車ホームから突き落としたりする。 外見はかわいい若奥様が、この偏執的思考と行動。怖い! ここに伶や笙が絡んでくるのは、高倉の不倫相手山崎緑の性癖のため。 彼女は、人の幸福が許せない人間だった。高倉の結婚式の日にアプローチ。転職先の、結婚を間近に控えた上司にアタック。他の女性の相手を盗ることが彼女にとっての快感。カップルを別れさせて自分のものにしたら、その後はポイッ。この闇をヴァムピールが放っておくはずもなく、カンタレッラ(笙)が彼女のオドを吸収してしまう。 主人公の伶はどうしていたの?となりそうだが、半生者・半死人の伶にとって、笛吹は生身の人間として仕事をもち、笙はヴァムピールの身だから他のヴァムピールとつながっているように見える。それに引き替え自分のような存在は世界でただ一人。生きている実感が次第に薄れ、目に映る世界も現実味がなくなっていく。そんな孤独にバロンはつけ込む。ミックスが怖ければ、擬似ミックスを体験してみればいいと囁く。48時間で元に戻ることができるからと… 『ヴァムピール』は、これまでの樹作品とはかなり異なり、登場人物の心情や悩み、弱さ、あるいは強さ、そういった心理描写に力点が置かれています。賛否両論あるでしょうが、人間を深く掘り下げて話を動かしているこの作品の今後が楽しみです。
14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
何か,
By あお - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ヴァムピール(2) (アフタヌーンKC) (コミック)
樹なつみ先生の描く漫画にしてはダラダラ感があります。主人公も、今のところ誰なの?ってくらい出番が少ない…
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