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266 人中、252人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
1.01と1.11を冷静に比較,
By Yas (千葉) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD] (DVD)
作品の評価とは裏腹に、バージョン違いのソフトをリリースする商法に非難が集まっていますが、広告等アナウンスの有り様はともかく、バージョン違いが存在すること自体は悪いことではないはず。 そこで1.01と1.11を見比べてみました。 まず概括としては発売元の公式アナウンスのとおりですね。1.01はシネマテレシネ(デジタルマスターをアナログフィルムに焼いたものを再デジタル化)。1.11はデジタルマスター。 では、これが具体的にどうなのか。まず1.11ですが非常に鮮明で細部までハッキリ見えます。その一方で人物等の輪郭線が細く強弱も乏しいので貧弱に見えます。画面は隅々まで明るいので明暗がなく単調、視点が定まらないように思えます。また私が一番気になったのがCG部分がセル画部分(実際にはこれもCGですが、)と馴染んでいない点。非常に違和感を感じました。 対して、1.01ですが、暗く重い印象。細部が潰れてしまっていますが、かえってシーン毎の主役にフォーカスが定まったようで見やすいです。CGの異物感もありません。(比較の定点として、第5の使徒の腹がわかりやすい。1.01では透明部分と不透明部分が滑らかにつながっているが、1.11では透明部分が突出してしまっている。) またキャラ(人物であれメカであれ)の描線が太く抑揚もあるので動きが生き生きとみえます。量感も生じていますね、冒頭青い車、1.01では爆風に飛ばされているようにみえますが、1.11では画面上をスルスル無機質に移動している印象です。重さがかんじられません。 私見では映画を楽しみたいならば、1.01、資料として隅々までチェックしたいならば1.11という印象です。 1.01発売当時、テレシネの説明が本来のスペックより劣化させて販売する印象で物義をかもしましたが、むしろデジタルマスターの方が 上映時劣化をみこんであらかじめ強調処理をほどこしてあると考えた方が正しい気がします。 あと新カット、修正カットの件ですが決定的なものではないです。実写映画でいう所のテイク違いというようなものですね。 メーカーの売らんかななCMも、挟量なマニアの批判もきにせず、欲しい方を購入すれば良いと思います。
77 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
されど・・・,
By トイマスター1号 (世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD] (DVD)
1.01を購入し、更に1.11を購入・・・メーカーに踊らされていると分かっても、 1.11のデジタルリマスター画像は ブルーレイでなくても素晴らしかったです。 キャラクターの顔色、メカのエッジ、LCLの赤い色、 初号機の夜戦時の発色の良さ等々。 更に修正カット/99カット、追加カット/36カット。 ガイナックスは手抜き工事はしていませんでした。 ファンとしてエヴァが進化し続ける事を 素直に喜びたいと思います。 ※この1.11に1.01特装版で新造された 極太明朝体のテロップは入りません。
35 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「2.22」に合わせた「1.01」の完成形,
By
レビュー対象商品: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD] (DVD)
正直言うと、最初に1.01を見た時に個人的に違和感を感じた点が結構あって映画そのものに不満がありましたが、この1.11ではその違和感がほとんど修正されていて、特装版を購入した 自分でも「ここまで大幅に手を加えているなら・・・」と思い納得しました。 追加シーンは新規描き起しの2.22に準ずる精細な絵で、1.01を観倒した自分にも凄く新鮮に 観れました。主に冒頭でのミサトがシンジを迎えに行くところから初号機に乗り込むところが 追加されているのですが、むしろ「追加」というよりも劇場公開時に上映時間の都合でカットされた 部分を「復活」させた感じで、すこし飛ばし気味だった公開版をTV版の展開に合わせ、それぞれの キャラの心情を深く掘り下げるようなカット追加と修正によりシーン毎の繋がりがより自然な感じに なって、初めて観る人にも展開が理解しやすくなっていると思います。 1.01では「ちょっと暗すぎ?」と感じた画面もかなり明るく、端が切れてよく見えず解り辛かった 部分も画面サイズの見直しで隅々までよく見えるようになって新しい発見が全編に渡ってあります。 クライマックスの使徒戦では、なんとなく画面に対してのエフェクト比率が弱くて少々迫力に 欠けるかなと思っていた点も、CGの追加や書き直しによって迫力が大幅に増していて、最後に 初号機が狙撃した陽電子砲の光線が、第6使徒の山を溶かし湖を蒸発させて地形ごと抉り取るような 凄まじい全力攻撃を真っ向勝負で切り裂き、吹き飛ばす様が圧巻です。そのほか、攻撃で受けた 高熱に虫の息の零号機とか書き切れないほどいたるところに細かい追加修正が。 個人的には最初観たときになんとなく声に張りが無くなって事務的で近寄りがたい印象に変わって しまって残念だったミサトさんが、シンジ君を思い遣るような台詞や作画の追加修正が行なわれていて、 旧作のミサトさんに近くなっていたのが嬉しかったです。 よくある装丁や画像方式をちょっと変えただけの水増し商法と思われているのか、厳しい意見が多く 見られますが(自分も観る前はそう思ってましたが)、おそらくは未見のまま感情的になって書かれた 方が大半と思われます。しかし一度観れば単なるバージョン違いなどではなく、2年前では 描き切れず、入れられなかった部分を見直し、細かいところまで描き直してさらに完成度を高めた、 製作側の作品に対する思い入れとこだわりが詰まった増補改訂版として納得できると思います。 さらにいえばこの1.11で変更された部分は、庵野監督が「破」を製作する際に、当初考えていた 「総集編として作る」ことを止め、構想を練り直して新たに書き起こしたシナリオに、よりハッキリと 込めたテーマにも繋がる部分ですので、これを観なければ、新劇場版の全てを十分に理解する事が 出来ない気がします。 特装版を含めて何回観たか覚えていませんが、何度観ても飽きない美しい画と斬新な演出で、前作の 「まごころ〜」で完全に終りにならなくて本当に良かったです。前作では話が進むほど深刻で ネガティブになる展開だったので今回もどうなるかやや不安もありますが、アニメーション技術の進化と ともに新しい解釈、新しい要素が盛り込まれて発展していく「ヱヴァンゲリヲン」をこの先もずっと 観せてもらえるなら、この1.11のような拘りが感じられるかぎり何度改定されて販売されようが 個人的に全く文句はありませんです。とことん行き着くところまで行って、気の済むまで「究極の ヱヴァンゲリヲン」を造ってくれる事を期待します。
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