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ヰタ・セクスアリス (新潮文庫)
 
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ヰタ・セクスアリス (新潮文庫) [文庫]

森 鴎外
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

「性欲とは何か?」――哲学者・金井湛が、自らの人生を性欲という観点から振りかえる。発行当時、発禁処分を受け、議論を呼んだ衝撃の問題作!! --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

哲学講師の金井湛君は、かねがね何か人の書かない事を書こうと思っていたが、ある日自分の性欲の歴史を書いてみようと思いたつ。六歳の時に見た絵草紙の話に始り、寄宿舎で上級生を避け、窓の外へ逃げた話、硬派の古賀、美男の児島と結んだ三角同盟から、はじめて吉原に行った事まで科学者的な冷静さで淡々と描かれた自伝体小説であり掲載誌スバルは発禁となって世論をわかせた。

登録情報

  • 文庫: 182ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1993/06)
  • ISBN-10: 4101020035
  • ISBN-13: 978-4101020037
  • 発売日: 1993/06
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 0.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
告白日記 2006/8/28
形式:文庫
 主人公「金井」のモデルは鴎外自身だ。

淡々とした文体で性描写がかかれている。黙々と事実に接近するように書かれている。

・・・吉原での童貞喪失シーンは、詳細に書かれているが、いやらしさはない。静かな内面吐露だ。

 

 「全ての芸術は性欲の発現である」

主人公は、その言葉が本当なら、自分は人間として失格なのではないかと自身の性生活を書き記して、性が人生にどれほどの影響を与えるのかを分析する。

 当時の政府には、歓迎されない内容だったらしく発禁処分になった作品だ。 現代では、むしろ淡白で問題ないだろうが・・・

時代は変わるということなのか。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私の性の目覚めとは全く違い、読んでいて鴎外の余りの淡泊さに、ステーキを食べたいのにお茶漬けを食べるような心境で読み込みました。 鴎外は一体、中学生くらいの頃の、あの狂おしい、誰もが経験し、成年して振り返れば懐かしく思う思春の衝動を真に体験したことがあるのかしらん?とさえ思って読みました。 でも、不満は無いのです。人類の歴史上、性というものを、かくまで理知的に屈服させたかたちで作品化してしまった文学者は他にいないのでは無いでしょうか。此処には超人的な「観察者」がいます。プラス怜悧で明晰な文体とあいまって鴎外にしか書けない、成功作・失敗作なんていうことを超えた作品と思います。性の問題を正面に据えた芸術の中でも、その超アポロ的な性格の故に世界文学上の一記念碑といえるでしょう。 極限の性文学です。これに不満な方は、マルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」か三島由紀夫の「憂国」を読みましょう。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
おおらかな性 2007/12/2
形式:文庫
 明治42年発表の掲載雑誌「昴」は発禁になったというヰタ・セクスアリス(性的生活・ラテ
ン語)であるが、こんにち読んでみると懐かしさのようなものが先にたってしまい性的な内容
はその当時ほどのインパクトはない。口語体ではあるけれど文章が今とはよほど違う感じがす
る。「お父様が東京へ連れて出て下すった。お母様は跡に残ってお出(いで)なすった。」・・
硬派・軟派の話、寄宿舎での話は今では犯罪としか考えられないがその当時はそのようなこと
には今よりずっとおおらかだったのであろう。主人公(鴎外)が色黒の醜男で無骨な田舎者とい
うのが太宰の自伝的小説「晩年」と似ているのがなんだか可笑しかった。
 この文庫は文字表記を現代的に改めているという。旧仮名づかいを現代仮名づかいに、読み
づらい語句をひらがなに(恰も→あたかも、併し→しかし、流石→さすが等々。)
この方針はこの作品に限らないようだが、今はパソコンの浸透のおかげで難読漢字も皆読める
ようになっているのだからなるべく原文に近い形で出版して欲しい。極端な宛て字であっても
ルビをふればよいのではなかろうか。いっそ旧仮名づかいでもよいのではとも思ったり。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
これはニヤニヤしながら読める本。
初めて読んだ時には何が何やら分からなかったが、
今改めて読むと発禁になったことにも頷ける。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/23 投稿者: 如那傘如臼太
明治の問題作
『ヰタ・セクスアリス』です。明治の文豪森鴎外の作品ですが、当時発売禁止処分にされてしまった問題作です。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/22 投稿者: ミーミルの泉
autobiographical confessions
明治に発表され、その過激さから発売禁止となった作品。... 続きを読む
投稿日: 2006/7/6 投稿者: きりりんれもん
鴎外のエロス
鴎外の書いた性的生活とは…?と思いこの本を手にとったが、かなり遠まわしな描写などが多く、鈍感な私にはなかなかそこに込められたエロスを感じ取ることができなかった。<... 続きを読む
投稿日: 2006/4/22 投稿者: pommier_pomme
本書を読んで
当時、小説スバルで連載中止になったという本書の題名を日本語で訳すと「性欲的生活」となるようです。しかし森鴎外の自伝書的な本書には生々しい性生活が描かれているわけで... 続きを読む
投稿日: 2006/4/20 投稿者: 平和
性に目覚めていく少年の成長
鴎外が、自伝的に、性に目覚めていく少年の成長を編年体で綴った小説。小さいころの女性に対する感情から始まって、同窓生とのやり取り、未亡人との関係にいたるまでを、淡々... 続きを読む
投稿日: 2002/7/3 投稿者: bluepasta
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