B級ディザスターパニック映画みたいなジャケットですが、作品自体はいたって真面目に作られたドキュメンタリータッチのドラマでした。西暦2075年、人口は100億人にも上り、地球温暖化の影響による同時多発的な自然災害により水没してしまった都市も多数。そんな世界で生きる人々の姿を描いた作品で、なかなか興味深い内容でした。
特に印象深かったのは、仕事を求めてヨーロッパへ向かった黒人の二人組です。彼らは砂漠を越えてようやく都心部に辿り着くわけですが、そこでヨーロッパ経済にとって役立つかどうかのテストを受けさせられます。職に就くための最大の条件は、何より従順であることで、それに見合わなかった黒人の一人は難民キャンプに入れられてしまいます。職を求めてヨーロッパにやって来る人は黒人ばかりで、いつの時代になっても黒人の扱いは変わらないか、と感じてしまいました。
その他の人物のエピソードも割と見応えがあるし、CGなども丁寧なので最後まで飽きずに見れると思います。この映画で言っていること全てを真に受けるのはどうかと思いますが、いろいろと考えさせられることがあるので、たまにはこんな作品を見てみるのもいいんじゃないでしょうか。