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ところが『Worldwide Underground』では、前作『Mama's Gun』と同様に、バドゥの開拓者精神が裏目に出てしまっている。華麗な「I Want You」は、その端的な例だろう。拍子抜けするぐらいに単純素朴な楽想が、とんでもなくセクシーなグルーヴへと変化する。本作のハイライトといえそうな幻惑的な展開だ。ところがどうしたことか、音楽はその後、奇っ怪で刺々しいシンセ・リフとジャズ/フュージョン的なとりとめのない即興演奏になだれ込んでしまう。そして冴えを取り戻したかと思えば、支離滅裂な混乱状態に逆戻りする。魅力、アイデア、効果的なプロデュース術は随所でたっぷりと確認できるのだが、リスナーを退屈させまいとするあまり、収拾のつかないカオス状態に突入してしまうきらいがあるのだ。
とはいえ、「Bump It Up」や「Danger」の催眠術のようなメロディー、「Woo」の思わず体が動いてしまうノリのよさ、「Think Twice」や「Back in the Day」のような抱擁力のあるソウル・チューンのつるべ打ちは圧倒的だ。バドゥにはまだ聴く者を魅了する力が残っている。たとえ彼女が頑張りすぎてしまったとしてもだ。(Dan Gennoe, Amazon.co.uk)
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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新しいバドゥ、変わらないバドゥ,
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レビュー対象商品: ワールドワイド・アンダーグランド (CD)
エリカ・バドゥは3作目となるこのアルバムの制作前に、新たな方向性を模索するためのクラブ・ツアーに出ている。今作では彼女自身が「クラブ・ミュージック」をテーマにしていると語っている通り、そのツアーの成果が十二分に出た作りとなっている。エリカ・バドゥといえば、デビュー作「バドゥイズム」の、ビリー・ホリデイを意識した泥臭いほどのオーガニックな作風が特徴だが、今回の作品では打ち込みを多様したり、DJが紡ぐスクラッチのようなテクスチャーを出したりと、これまでとはかなり異なるアプローチをしている。バドゥ自身がそのパイオニアのひとりといわれるネオ・ソウルについても「ネオ・ソウルは死んだ」とジャケットにも書いてある通り、これまでのバドゥとはひと味もふた味も違った作品だ。 それでは、これまでバドゥの作品を愛してきたファンは失望させられるのか、と聞かれたら、その答えはノーだ。いい意味での裏切りはあるが、これまでのリスナーを切り捨てるような裏切りは絶対にない。どんなスタイルであれ、そこから聞こえてくる声、歌唱は唯一無二のエリカ・バドゥのものにほかならないからだ。極上のクラブ・サウンドに乗ったバドゥの歌声は、どこまでもオーガニックで、人間味を感じさせる。パーカッションに乗った(2)のチャントを聞いて、バドゥらしさを感じない人がいるだろうか。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こっちが本道,
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レビュー対象商品: ワールドワイド・アンダーグランド (CD)
今までのアルバムの中では一番クラブ寄り。他のアルバムと比べ評価がパッとしませんが 今までのアルバムと作風が違うからで、曲が悪いと言う訳ではない。 あと音が異常に良い。今まで聞いたすべてのCDの中でもトップ5に入るぐらい。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
渋さ満点!,
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レビュー対象商品: ワールドワイド・アンダーグランド (CD)
全般に落ち着いた感じの内容で地味ながら、非常に「渋い」作品。各楽曲が緻密に創り込まれていて、聴けば聴くほど味わいがあります。 気怠さ満点の「think twice」(そう、ドナルド・バード&スカイハイ プロダクション、あの名曲カバー)に涙; 個人的には、大作「i want you」は近年では最高傑作水準であると 思います。
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