人の命と記憶を奪い、驚異的な繁殖力を持つ謎の敵「棺守」と、異能者「刃旗使い」の戦いを描いたSF漫画の第3巻。
この作品の特徴は絵が上手いだけではなく、綿密に作られた世界観と、とてもリアルな感情を見せるキャラクター、それらを上手く見せるストーリー構成にあると思っています。
第2巻のあとがきで作者さん自らが言われたとおり、これまでは主人公「天海陸」を作り上げ、取り巻く環境を一通り認識させる序章であり、本書からが真の物語のスタートとなります。
人間の成れの果て「棺守」を斬る事を躊躇ったり、大事なものを守る為には形振りを捨てて掛かって行く主人公の姿はとてもリアルです。
主人公・陸がこだわる「消えた義姉」や、他人との接触を拒絶してまで戦う有栖川レナなど、登場キャラクターに関してもまだまだ謎は尽きません。
まだまだ目が離せず、これからも注目して行きたい作品です。