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ワールズ・エンド(世界の果て) (村上春樹翻訳ライブラリー)
 
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ワールズ・エンド(世界の果て) (村上春樹翻訳ライブラリー) [単行本]

ポール セロー , Paul Theroux , 村上 春樹
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,155 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

いろいろな意味で"異国"にある人びとの"居心地の悪さ"を描いて力量を示した「モスキート・コースト」作者の精選傑作短編集
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

雨のロンドン、酷暑のプエルト・リコ…世界のどんづまりで戸惑う人々の悲喜劇―アメリカ文学界の異才ポール・セローの奇妙で痛快、尋常ならざるエネルギーに満ちた短編集。ライブラリーのために改訳。

登録情報

  • 単行本: 339ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2007/11)
  • ISBN-10: 4124035063
  • ISBN-13: 978-4124035063
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yass
形式:単行本
知らなくても良いことを、わざわざ知ろうとしなくても、結果的に分かってしまうことがある。そんな時には希望よりも絶望がそばに寄り添ってしまう。
そんなこともあるのだと言うことを教えてくれる作品だ。
読み終わっても幸せな気持ちになれるわけではない。でも、妙に納得させられてしまう作品なのだと思う。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
微妙なねじれ 2004/6/16
By yura★
形式:単行本
~なんともいえない「疼き」を覚える作品群である。
世界の果て、と題されているけれども、むしろ世界の外側とでも言ってしまいたくなるような不思議な物語ばかりだ。
強い印象こそ感じないけれど、それぞれの短編に微妙な「ねじれ」が潜んでいて、ほんのりとしみ込んでくる。
ただ、そのねじれがなんだかわからない。
~~
その独特の世界観に村上氏の訳がうまく絡んでいるように思う。
もし、レイモンド・チャンドラーを読んで好きだと感じたなら、手にとってみる価値は十分にあるだろう。~
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ポール・セローは、アメリカでは旅行記の作家としてよく知られる。若くして平和活動に従事し、アフリカで生活。70年代に鉄道でヨーロッパからアジアを旅し、旅行記を書いた。セローの書いた『鉄道大バザール』は、沢木耕太郎の『深夜特急』のような英語の旅行記の古典となっている。

本書に収められた9編の短編は、いずれも『異国にいる人々』についての話。『ワールズ・エンド』は、アメリカの家を引き払ってロンドンに移住した男の話。幸せな家庭の夢が異国の地で実現したと思っていたら、人間疎外になりそうなどんでん返し。

『コルシカ島の冒険』は、愛は冷めたとはいえまさか自分に三行半をつきつけることはないだろうと思っていた女房にフランス旅行中にふられたフランス文学教授の話。ヤケクソになってコルシカのレストランの女を誘惑するが、またまた人間不信になりそうなどんでん返し。

主人公は、異国の地で、現実と自分との距離感が上手くつかめない。現実感のない浮遊感の中で、誤解し、信頼し、裏切られ、しっぺ返しを受ける。取り残されたのは、何ともやり場のない疎外された自分自身の姿である。

人間嫌い、人生の皮肉、疎外感とくれば、村上春樹がこの本を翻訳した理由もうなずける。でも、読後感に爽やかさはない。どんでん返しも、『やられた!』という類の痛快さはなく、心に人間疎外の澱が残りそうだ。
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