渋いジャケがかっこいいハンク・モブレー1961年の作品
フィリー・ジョーにポール・チェンバースにウィントン・ケリーと皆、時期は多少違えどマイルス・バンドで演奏してきた面子である。
その中に1人、アルフレッド・ライオンの秘蔵っ子であるデデューして間もないギタリスト、グラント・グリーンが参加しているのがこの作品のポイントでもある。
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Hank Mobley 『Workout』
1. Workout
2. Uh Huh
3. Smokin'
4. Best Things in Life Are Free
5. Greasin' Easy
6. Three Coins in the Fountain*
*=Bonus Track
Hank Mobley (ts)
Grant Green (g)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
"Philly" Joe Jones (ds)
BN:4080
Recorded on NJ,1961.3.26
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#1のタイトル曲がまずかっこいい♪
これぞハードバップの醍醐味!と言うような名演だと思う。
イントロのフィリー・ジョーの天才的なドラミングが最高に熱い!
そこにモブレーとグラントがユニゾンでテーマ・メロディーを乗っける。
しかしモブレーのソロが始まるとどこかマイルドな感じなのが面白い。
これこそがモブレー節である。
ハードなバッキングの上でもメロディアスにソフトなトーンで吹くのがモブレー流だ!
そして満を持してグラントの登場。
グラントの手癖とも言えるお得意のバップ・フレーズがこの時点ですでに聴くことができる。
ちなみに輸入盤の中ジャケで楽譜を見つめるグラントにモブレーが指示をしている写真があるのがなんとも微笑ましい。
続く#2は、ウィントン・ケリーのスウィングするピアノが冴える曲である。
モブレーのメロディアスなソロからグラントの味のあるソロに移り、ケリーの洒落たソロに流れ込む。
そしてチェンバースの的確なピチカート・ソロの後モブレーの吹くフレーズにグラントがオブリガードを入れ、最終的に2人がユニゾンで溶け込むテーマ・メロディへと戻る。
10分ちょいの長めの曲だが飽きることなく聴ける♪
お次はクールなタイトルだがアップテンポでスウィングする#3だ。
最高のリズム隊の上で流れるようにメロディアスなソロを吹くモブレーと完全にリズムに乗ったグラントのギターが最高にかっこいい♪
ここでもケリーのスウィンギーなピアノがなんとも言えない楽しさだ♪
そしてこのアルバムの実は最大の聴き所でもある#4である。
人生で最も素晴らしいことは自由であるというタイトルにあるようにモブレーのジェントルなサックスがどこまでも澄み切っていて美しい…。
そしてなんといってもこの曲の最大の聴き所はグラントのギターソロにある!
短いながらも無駄のないメロディアスなフレージングで弾くグラントのソロは歌心に溢れていて聴く者をウットリとさせることだろう。
アルバムのフィナーレを飾る#5はブルージーな曲で、
グラントがお得意のシンコペートしたリズムでソロを弾く♪
(後期グラントのシグネイチャーとも言えるあの感じがここでも少し聴ける。)
ケリーのお洒落なピアノも聴きものだ♪
最後にCD盤のおまけ#6だがこれがなかなか素晴らしい曲である♪
ボーナストラックはあくまでおまけである場合が多いが、この曲はいい曲なので興味のある方は追加収録されているCD盤で聴いてみて下さい。
ちなみにこの曲のみグラントは参加していませんが…。
BNのモブレー作品は良いものばかりだがまずはこのアルバムか『Soul Station』、『Roll Call』辺りが特にお勧めです♪
どれもハードバップの名盤だと思います。