ワーキングプアの2作、また良書「フラット化する世界」などが示すことは、
自由資本主義の行き着く先は、安い労働力に対しての競争であり、
それが世界のどこかにある限り、常にそことの競争になるということである。
すなわち、ワーキングプアとは資本主義の抱える本質的な問題であり、
それこそ「世界がフラット化」する限り、いつか行き着く先であるということである。
では、どうすればいいか?
本書には、いわゆるワーキングプア先進国の対応が示されている。
やはり、資本主義の構造上起きるものなら、国が対応するべき問題であることを、
まずは明言しておきたい。
そのうえで、日本の取り組みとしては、地方自治体(釧路市)やNPO(三鷹市)の
例が挙げられていた。
そこには、「働くこと」とは「生きること」、「人とのつながり」というキーワードで、
ワーキングプアであった方たちの復活の記録がつづられている。
これこそが解決の道の根底にあると私も強く感じた。
今まで感じたことはなかったが、働けることは幸せなことなんだと認識させられた。