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ワーキングプア 解決への道(ポプラ文庫)
 
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ワーキングプア 解決への道(ポプラ文庫) [文庫]

NHKスペシャル『ワーキングプア』取材班
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

グローバリゼーション、リーマンショックが「ワーキングプア」を常態化させつつある中、その原因と対策に深く迫った渾身のノンフィクション。

内容(「BOOK」データベースより)

NHKスペシャル取材班が、放送では伝えきれなかった詳細を書籍化し、大反響を呼んだノンフィクションの続編が、待望の文庫化。深刻かつ喫緊の問題に、解決の糸口は見つかるのか?深い闇に一筋の光を投げかける一冊。

登録情報

  • 文庫: 275ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2010/2/5)
  • ISBN-10: 4591115461
  • ISBN-13: 978-4591115466
  • 発売日: 2010/2/5
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 ワーキングプアの2作、また良書「フラット化する世界」などが示すことは、
自由資本主義の行き着く先は、安い労働力に対しての競争であり、
それが世界のどこかにある限り、常にそことの競争になるということである。

すなわち、ワーキングプアとは資本主義の抱える本質的な問題であり、
それこそ「世界がフラット化」する限り、いつか行き着く先であるということである。

では、どうすればいいか? 

本書には、いわゆるワーキングプア先進国の対応が示されている。
やはり、資本主義の構造上起きるものなら、国が対応するべき問題であることを、
まずは明言しておきたい。

そのうえで、日本の取り組みとしては、地方自治体(釧路市)やNPO(三鷹市)の
例が挙げられていた。
そこには、「働くこと」とは「生きること」、「人とのつながり」というキーワードで、
ワーキングプアであった方たちの復活の記録がつづられている。
これこそが解決の道の根底にあると私も強く感じた。

今まで感じたことはなかったが、働けることは幸せなことなんだと認識させられた。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本を読む前は、「何を甘えた事を言っているのだ。フリーペーパーや新聞チラシや求人誌、どれをとっても社員募集が山ほど載っているじゃないか。自分が本当に働かなければならないと思ったら、とりあえず生活するために、もしくは社会を構成する一員として、何か働くべきではないのか」
「働くところがないというのは、自分が好きな職業がないとか、楽して儲けれる職場がないなどの自分勝手な考えからではないのか」
と思っていたが、いやいやどうして、根は深いのである。

その原因・背景は「新自由主義」とか「市場原理主義」というアメリカかぶれの学者が振りまいている。本来今まで大成功していた日本のシステムを根底から覆す理論らしい。

もちろんこれを積極推進した小泉元首相や竹中さん、それを陰で操るアメリカのある特殊な層の人たちにとっては、今の状況の方が普通で、全くおかしくないと思っていると思うのだが。

この本は、日本より市場原理主義が済んでいる韓国、アメリカの実例をルポし、その対策が進んでいるイギリスや日本の釧路などの例も挙げ、最終的には日本としてどうすればいいのかの提案までしてある。

この本を読むまでは、「本人さえ何とか死ぬ気でがんばれば、何とかなるだろう」と思っていた私も、「こりゃあ、本気で国や政治が動かなければ無理だろう」という気になってきた。

まず正社員としての採用の狭さと派遣社員、日雇い派遣、パートの環境の悪さ。自分の周りにここまでの事例がないため、気づかなかったが、世の中とんでもない事になっている。今の自分の環境はあまりにもラッキーすぎるのでは…とか思ってしまう。42-3で理想の職場に転職できたのは奇跡に近かったのか?

前にも書いたが、仕事をしたい人は国が援助してでも農業をやらせたらどうだろう。これについては誰も文句を言わないと思うのだが。ただ農業するより今のままのニートやワーキングプアの状態がいいという人は別だが。

世の中とんでもない事になっているというのを、はっきり認識させてくれる問題の書。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By calm
形式:単行本
 日本国内でワーキングプアの悲惨な実態を取材した前回とは違い、今回は海外の
事例が中心だ。
 
 韓国・アメリカ・イギリスの例を紹介する。もちろん海外の詳しい事例研究には
さらに専門書を読まなければいけない。しかし、普段あまり知ることのできない海
外でのさまざまな取り組みを知ることができた。

・(96年に融資を受けた)IMFからの厳しい圧力で韓国は「整理解雇法」と「労働者派遣法」を導入。非正社員が急増。現在では半数程度が非正社員である。

・イギリス・ブレア政権の、若者を専門対象とするハローワーク・システムなどの取り組み。

などの点が参考になった。詳しい内容は本書を読んでいただきたい。

年収は少ないが人との繋がりがある日本の若者が「自分は人との繋がりがある。そういった
意味ではワーキングプアではないのかもしれない」といったという。

そういえば現代の日本を覆っている閉塞感の原因として

・目的の喪失
・人との繋がりの喪失 を挙げている人がいた。

最近問題がクローズアップされた日本は大いに海外の事例を参考にする必要がある。
しかし、それはただ単にお金の援助をすればいいだけではないだろう。ではどうする
のか。本書はその答えを考えるうえでのきっかけを提供してくれている気がした。
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